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2025.10.05
バスケ

【男子バスケ部】待ちに待った初勝利!! ホームで開幕戦のリベンジ成功

〈第101回関東大学バスケットボールリーグ戦=10月4日 専修大学生田キャンパス 専大59ー57神大〉


▲試合後、久しぶりの勝利にハイタッチや抱擁をする選手たち


 ついにこの日がやってきた。迎えたリーグ2巡目、開幕戦で敗れた神大と再戦し、主将の後藤晴(商4・美濃加茂高)、清水愛葉(文4・北陸学院高)、松野遥弥(経営4・桜丘高)らの活躍により59ー57で破った。専大は今季、開幕から唯一の未勝利が続いていたが、本拠地で待望の初白星を手にした。

 第4Qで強固なディフェンスで相手の攻撃を阻止し続け、再び主導権を握った。松野がバスケットカウントを決めると、清水はアウトサイドから攻撃。2点差まで追いつくと、相手のファウルにより松野と後藤がフリースローで逆転を迎える。その後、一度相手に引き離されるが、残り7.7秒、松野がポイントを沈め59ー57。これまで11戦11敗と苦しんだ専大に明るい光が差し込んだ。


▲観客席の声援がベンチにも波及する


 同点のフリースローと3ポイントで2度目の逆転に貢献した松野は、フリースローについて「絶対に決めるという気持ちがあった」とエースとしての自覚を持って挑んでいた。また、冷静に決めた決勝点の3ポイントは「(ボールを)貰った瞬間から入るという感じだった」と振り返った。

▲凛々しい顔つきでフリースローに挑む松野

▲3ポイント4本を含む21得点、5リバウンドの活躍!


 「全員がチームのためにという気持ちで戦えた」と話す清水は、それを体現し前半から粘り強いリバウンドとオフェンスでチームを牽引。3ポイント4本を含む20得点と7リバウンドの活躍を見せた。「コートの上でもベンチに帰っても『絶対に勝つ』と声を掛けていた。言葉に出したら現実になりやすいから、その気持ちが結果に繋がった」と笑顔を見せた。

▲佐々木優一監督も「清水は粘り強くリバウンドに入ってくれて、ディフェンスでも貢献してくれた」と話す。


 後藤は自身と松野、清水の3人で51点取ったことに触れた。「今まで4年生が引っ張ることをずっと言われてきた。これを当たり前にしなくてはいけなくて、そのベースにここからまた1、2、3年生がついてきてくれれば。やっとここから」と次節以降を見据えた。

▲同点弾のフリースローは「あの2本が入ったのはたまたま」と強い気持ちが運を引き寄せた。


 佐々木監督は「神奈川に対してどう戦っていくのかマインドセットして、良い練習ができていた。粘り強く戦って勝つバスケットをしたいと話をしていたので今日それが体現できた」と安堵の表情を見せた。そして生田開催の力に関しては「多くの声援があったからしんどかった所も踏ん張れた。自分たちのホームでやれたこと、1発目から勝てたことは本当に感謝しかない」と述べた。


 次戦は1巡目に33点差で敗れた東海大と対戦する。「勝てない相手ではないと思うので」(後藤)と、初勝利の勢いのままホームで迎え撃つ。


文・写真=髙野葵葉(文4)