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〈第101回関東大学バスケットボールリーグ戦=9月28日 国立代々木競技場第二体育館 専大59-78中大〉
10連敗中の専大はリーグ第11節を迎え、中大と対戦した。序盤は好調な出だしで専大が相手を突き放していたが、相手の粘り強さに徐々に点差を追い越されてしまう。専大は逆転を狙うも、相手の攻撃に対し守り切ることができず59ー78で試合終了となった。
▲攻守で活躍した清水
第1Q、専大は相手に一歩リードする形となった。試合開始からしばらくは両者共に点を取り合う展開となり、点差も開かなかった。戦況が変わったのは中盤、素早くパスを渡し松野遥弥(経営4・桜丘高)が3ポイントを決め17ー13と4点差となった。その後も粘り強い攻撃に点差を追い越されることなく21ー20で第1Qを終えた。
▲素早い攻撃を仕掛ける松野
第2Qは徐々に中大に流れを持っていかれる展開となった。ディフェンスで守り、繋いだボールでアピアパトリック眞(商2・福岡第一高)がダンクを決め6点差となった。だが中盤、中大が連続で3ポイントを決め同点になると、流れは中大に傾いた。リバウンドも思うように取れず、38-43で前半を折り返した。
▲2試合連続でダンクを決めたアピア
流れを変えたい専大は第3Q、積極的に攻める。相手に3ポイントを決められるも、清水愛葉(文4・北陸学院高)や後藤晴(商4・美濃加茂高)が素早い攻撃でゴールを決める。しかし相手のディフェンスを崩すことができず点差が開いてしまう。リバウンドを狙うも取りきれず49-63で第3Q終了となった。リバウンドについて清水は「いいシュートを打てたらリバウンドも入りやすくなると思うけど、ディフェンスが上手くいっていない時はリバウンドが取りづらい。いいシュートの持って行き方を練習から修正していきたい」と反省点を語った。
▲3ポイントを狙う松野
第4Qは早々に相手に3ポイントを決められてしまう。それに対して清水が3ポイントを狙うも決まらず、相手の得点を許してしまう。専大はタイムアウトを取り流れを変えようとする。土屋来嵐(経済3・桜丘高)からボールを繋ぎ、冷静なプレーで得点を決めるも中大の攻めにディフェンスを崩され59-78で試合終了となった。
今試合を振り返って松野は「個人的にもシュート確率良くなくて自分の仕事ができていないし、チームもやらなきゃいけないことができてなかったのでどんどん崩れた」と語った。清水は「チームとしても個人としてもまず1番欲しいのが勝ちなので、それが達成できなかったのはすごい悔しい」と心境を話した。
今試合でリーグ戦一巡目が終了し、次戦は一度戦った神奈川大学との試合となる。佐々木優一監督は「向こうは本当に我慢強くて、粘り強いバスケットが彼らの持ち味だと思う。オフェンスに関しては、うちは勢いに乗れれば強さはあると思うのでディフェンスとリバウンドの我慢比べで負けないようにしっかり準備していきたい」と意気込みを語った。
次戦、専大は一度敗北した神奈川大学との試合に臨む。今までの試合の経験活かしリベンジとなるか。
文=上條帆乃香(商1)
写真=山中美琴(文3)、上條帆乃香(商1)