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〈関東大学リーグ戦2部=9月14日 朝鮮大G 専大67-7朝鮮大〉
3年連続で昇格戦に進みながらも涙を飲んできた専大ラグビー部。悲願の1部昇格へ向けて臨んだ今季リーグ開幕戦で、専大は朝鮮大と対戦した。前半は専大ペースで試合が動いた。前半9分にFL佐藤智哉(経済2・桐蔭学園校)が最初のトライを決めるとその後も4つのトライを決めて29-7で折り返す。後半になってもその勢いは衰えず6つのトライと無失点で相手を圧倒し、67-7でノーサイド。勝ち点6を獲得し、白星スタートを切った。
▲チーム4つ目のトライを決める永井大成 (経営3・東福岡高 )
前半9分、敵陣22メートル付近から素早く左から右へとボールを展開すると、WTB佐藤智哉(経済2・桐蔭学園高)が華麗なステップで相手の最後のディフェンダーを振り切り、先制トライを奪った。その後16分には、敵陣22メートル中央で主将のHO吉田温広(経営4・國學院大學栃木高)が力強く相手のディフェンスラインを突破。二木進次郎(経済3・桐蔭学園高)にパスをつなぎトライを決めた。SO井上晴輝(経営4・東福岡高)のコンバージョンキックも決まり12―0とリードを広げる。 その後一度は相手のトライを許したが、専大はすぐさま修正した。さらに2トライを重ね、前半32分には敵陣深くでラインアウトからモールを形成。最後は吉田が押し込みトライ。前半を29―7で終えた。
▲コンバージョンキックを決める井上
後半も専大の勢いは止まらない。開始早々、敵陣10メートルまで攻め込むと、ラックとパスアウトからテンポよくボールをつなぎ、最後は1年生で唯一スタメン出場したCTB小瀬村凜(商1・石見智翠館高)がトライを挙げた。守備面でも前半の課題を修正。タックルの精度が上がり、相手にゲインをほとんど許さない鉄壁のディフェンスを披露した。攻撃ではFWとBKが一体となって連続攻撃を仕掛け、次々と相手ディフェンスを突破する。その後4つのトライを奪い、主導権を完全に握った。終了間際にはスクラムからSH神園然(経済2・東福岡高)が大きくゲイン。最後はWTB山本耀平(文4・大分舞鶴高)が受け取り、そのままゴールへ運んで締めくくった。試合終了のホイッスルが鳴り67―7でノーサイド。3トライ差以上での勝利からさらに勝ち点を獲得し、幸先の良いスタートとなった。
▲後半は無失点。鉄壁の守備を見せた
試合を終えて主将の吉田は「初戦ということもありミスが多かった。緊張もあったと思うので、ここから少しずつ成長していきたい。アップがあまりできず、入りが悪かった中でもちょっとずつみんなで修正できたこと、大きく崩れなかったことはチームとして良かった」と振り返る。
3年連続で2部リーグ2位となっている専大ラグビー部。悲願のリーグ優勝と1部昇格へ目が離せない。
▲試合前集まる選手たち
文=君嶋悠樹(経済2) 写真=竹田一爽(文4)