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2025.09.14
バレー

【バレー部】中大の鋭い攻撃に苦しみストレートで敗北


〈2025年度秋季関東大学1部バレーボールリーグ戦第3節対中大=9月13日 キッコーマンアリーナ 専大0-3中大〉


 リーグ戦第3節、専大は中大と戦った。第1セット序盤は千葉貫世(経済4・東北高)と岡本亨介(法1・岡谷工業高)を中心に攻撃を仕掛け、拮抗した試合運びを見せた。しかし、第1セット中盤から、徐々に中大の強烈なスパイクにレシーブで追い付くことができず、点差を広げられてしまう。第2セットに入り、生田宗原(経済3・昇陽高)がコートイン。生田はスパイクで相手を揺さぶり、チームを勢いづけたが、中大の猛攻が続き、中大にブロックアウトを取られてしまう。第3セットは、生田と岡本を中心にアタックで得点し、さらに新居がサービスエースを取り、必死に食らいついていく。第3セット終盤、専大は点差をつけられるとその点差を縮め、両者一歩も譲らない展開となった。しかし、最後まで中大の粘り強いレシーブと攻撃に苦しみ、0-3でストレート負けを喫した。

▲得点し喜ぶ選手たち


第1セットスターティングメンバー


OH:#23マサジェディ、#27岡本


MB:#2千葉、#11新居


OP:#13塚田


S:#20森田


L:#7水野


 第1セット序盤、専大は千葉と岡本が果敢にスパイクを決め、得点する。しかし、中大も高さのある攻撃で得点し、両者譲らない展開となった。中盤になると中大の強烈なスパイクにレシーブで追いつけない場面が多く見られた。相手の猛攻をブロックで止めようとするが上手く機能せず、ブロックアウトを取られる。流れを変えようとマサジェディ翔蓮(文1・福大大濠高)がアタックを仕掛けるも中大の高さのあるブロックに阻まれてしまう。その後も果敢に攻撃を仕掛けるも相手の粘り強いレシーブに拾われ得点に繋げられない時間が続く。相手の猛攻は止まることなく、15-25と10点差をつけられこのセットを落とした。

▲今試合でも岡本の攻撃が光る


 第2セットに入り、生田がコートインした。序盤は専大の攻撃と相手の連携ミスから2点を先取するも、またもマサジェディのスパイクが連続で中大のブロックに阻まれる。その後は森田慶(経営2・日南振徳高)が機転を利かせたツーアタックでチームを勢いづけた。さらに、生田の好レシーブから岡本が鋭いアタックで相手を揺さぶり、点差を詰めていく。終盤にかけては、点差が開いたり同点に追いついたりと互いに一歩も譲らない攻防が続く。しかし、自陣のアタックミスやブロックアウトが重なってしまう。さらに中大の強烈なスパイクに苦しみ、20-25でこのセットも落とした。生田は「1点を取ることが大切だと思ったので、1点にこだわって取ることを意識した」と自身のプレーを振り返った。

▲途中出場を果たし、自身のプレーでチームを勢いづけた生田


 第3セットは、序盤から中盤にかけて、互いに点を取り合う攻防が続いた。生田と岡本を中心にして相手のブロックを破る鋭い攻撃で得点する。それに対し、中大は高さのあるスパイクと緩急のあるボールさばきで畳みかけていく。アタックとレシーブの長いラリーが続く場面もあったが、中大の粘り強い攻守に崩され失点してしまう。しかし、専大はすぐに新居良太(経済3・開智高)のサービスエースやブロックで同点に追いつく。その後は相手の緩急のあるプレーで乱され、3連続失点を許す。マサジェディのサーブで相手を崩し、生田がアタックで得点に繋げるも、中大の猛攻を止めきることができない。そのまま、このセットを21-25で落とし、0-3のストレートで敗北した。水野は長いラリーを振り返り「2段トスがブレブレで得点できなかったというのもあるが、リバウンドを取って切り返せたが、こちらが最終的に(ボールを)はきだしてしまった。決めにいこうというのがから回って力んでいる感じがした」と反省点を述べた。

▲サービスエースでチームを立て直した新居


 試合を振り返り、コートキャプテンの水野は「何もできなかったことが一番大きい」と悔しさを滲ませた。さらに”雰囲気作り”を課題点として挙げ、「こちらが試合を先行するという感覚がなかった。盛り上げる雰囲気や点を取るぞという全員の闘志が出てくるともう少し試合を先行することができると思う」とチームの改善点を口にした。さらに、「1セット目がまったく取れないというのと、20点以降が気持ち的に弱くなってしまう」とチームの弱点を明かし、「始まりの1本目の部分の精度を上げていけるようにしていきたい」と今後のチームの目標を口にした。

▲中大の猛攻にレシーブで食らいつく水野


 次戦の東海大戦に向けて、水野は「東海も今日春に最下位だったチームに負けて明日はやらなければいけないという強い意志でくると思うので、そこに押されないようにしていきたい。また、春で負けたのでそこの借りを返したい」と強く意気込んだ。



文=平野百々花(人間科学2)

写真=山中美琴(文3)