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<令和7年度東都大学野球秋季リーグ戦=9月9日 等々力球場 専大1-8立正大>
4年生にとってラストシーズンとなる秋季リーグが開幕し、立正大と対戦。先発の長島暖和(経営4・専大北上高)が初回から1死満塁のピンチを招くと、犠飛を浴び先制を許した。3回表にはリーグ戦で久々に1番に座った松永知大(経済4・創成館高)が「バットをうまく持って行けた」と右中間に三塁打を放ち好機を作ると、続く山田太成(経済2・大阪桐蔭高)の打席間で相手投手の暴投で松永が生還し同点に追いついた。しかし、継投策に入った専大は立正打線を止めることができず、計8失点被安打12で開幕戦を落とした。
試合後、主将・中野拳志郎(文4・小浜高)は「出だしはこけてしまったけど、次の試合で負けなければ3戦目がある。(寮に)帰って練習していきます」と次戦に向けて切り替えた。
▲リーグ戦では2023年春・国士大第3回戦以来の1番打者での出場となった
〇二刀流解禁 公式戦初登板となった廣崎
7回裏、普段は野手として出場している男がマウンドに立った。廣崎漣(経営2・浜松開誠館高)だ。廣崎は高校時代に甲子園で2試合登板するなど、投手としても実績があったが、外野手として入部。1年次から少しずつブルペンに入り、最近、本格的に練習を始めた。さらに、オープン戦でも急遽登板し、投球内容が良く今回の登板に至った。
初めてのリーグ戦のマウンドでは「事前に投げる可能性があることを伝えられていたから心の準備はできていたけど、緊張した。とりあえず自分のやれることだけをやる」と実力を出し切ることに専念した。結果としては1点を失ったが、打撃でも投球でも貢献する選手としてこれからも腕を振り続ける。
▲持ち味のコントロールを活かし、二刀流での活躍を誓う
コメント
【中野】
――――試合全体を振り返って
「打線が全然嚙み合わなかった。目立ったミスも見えないミスも結構多かったです」
――――初登板の廣崎と中村駿亮(経営1・津田学園高)がマウンドを経験できたのは今後にとってプラスなのではないか
「2人とも自分の持ち味を出して投げていたので、良かったかなとは思います」
▲廣崎に声を掛けに行く中野
文=知地泰雅(文3)
写真=門前咲良(文3)