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2025.09.11
卓球

【卓球部・女子】秋季リーグ 三重インカレの雪辱果たすも、1勝1敗

〈2025年(令和7年度)秋季関東学生卓球リーグ=9月10日 港区スポーツセンター〉


 秋季リーグ初戦は、東洋大と対戦。7月の全日本大学総合卓球選手権大会で敗戦した因縁の相手に4-1で快勝し、雪辱を果たした。しかし、続く早大戦では1-4で敗れ、初日の戦績は1勝1敗となった。


 1番手に抜てきされた遊佐美月(経営1・愛知みずほ大学瑞穂高)は安定したラリーで相手を圧倒し、3-1で勝利。続く2番手の立川朋佳(経済4・進徳女子高)は、フルセットの接戦に持ち込んだが、最後は惜しくも敗れた。

▲村松は勝利後、ほっとした表情を見せた

 3番手は村松愛菜(文2・富田高)が出場。1、2セット目は、村松にミスが続き、セットを連取されてしまう。後がない3セット目は、デュースにもつれる戦いとなったが、村松らしい強気なプレーで12-10。4セット目の後半から逆転し、試合の流れを完全に掴んだ。最終セットでも、村松が得意とする自分のサーブから相手のレシーブを予測して3球目で得点を狙う“3球目攻撃”を成功させ、フルセットをものにした。「自分がストレートで負けていたら、後半も相手が強気でくると思った。最初は少し緊張していたが、後半は力が抜けて、自分らしい卓球ができた」と勝利の喜びを噛み締めた。

▲1年生ながら2試合連続で試合に出場した遊佐

 4番のダブルスには遊佐、首藤成美(文2・希望が丘高)ペアが出場し勝利。続く5番手の首藤が出場したシングルスもストレートで勝ち進み、一勝を挙げた。三重インカレでの悔しい敗戦から2ヶ月、練習を重ねた専大はリーグ戦でその悔しさを晴らした。

 2試合目は、早大と対戦。過去4年のリーグ戦では7戦1敗とほぼ負けなしの相手であったが、1-4で敗戦した。加藤充生樹監督は「学生全日本の個人戦出場者の人数や過去の戦績も見ると負けられない相手だった。専大のプライドを持って戦うことはいいことだが、それが悪い方向に向いてしまった」と敗因を分析した。

 次戦に向け、村松は「終わったことは戻らない。明日以降も試合が続き、体力的にも苦しいところはあるが、いい雰囲気で次の選手に渡せるように頑張る」と前向きな姿勢を見せた。

 10日以降も控えるリーグ戦について、加藤監督は「切り替えて、明日から全勝すれば優勝は可能。できる限り一つでも多く勝てるように頑張る」と語り、チームの士気を高めた。狙うは優勝のみ。強豪ひしめく関東学生リーグで専大は秋季リーグ2連覇を目指す。


文=中島胡春(ネット3)、写真=冨田心暖(ネット3)中島