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2025.09.02
野球

【野球部】10年ぶりの東都交流戦 計20得点の猛攻で目指すは1部昇格

<令和7年度東都大学野球連盟22大学交流戦=8月26日 神宮球場 専大20×-0東京都市大(5回コールド)>


2015年以来、10年ぶりに行われた交流戦では四部・東京都市大と対戦。毎イニング得点を挙げ、20得点となど打線が爆発し、大勝した。

 

▲専大ナインが神宮の舞台に立つのは2022年秋の入替戦以来、約3年ぶりとなった


 打線は序盤から都市大投手陣を苦しめた。初回、1番・織茂秀喜(経営4・松商学園高)が直球を捉え、右スタンドに運ぶ先頭打者本塁打を放ちいきなり先制点を挙げる。その後も、谷頭太斗(経営3・日本航空石川高)、渡辺維介(文2・松本国際高)、中野拳志郎(文4・小浜高)の適時打で4得点を奪いチームを勢いづけた。

▲「いい感触はあったけど、入るとは思っていなかった」とリーグ戦初出場した場所でアーチを放った


 さらに、4回には寺﨑琉偉(経営2・日大三島高)がこの回だけで2本の適時打を放つなど、打者15人の猛攻で一挙11得点を挙げ大きく点差を広げた。

▲この試合5打点を挙げた寺崎


 一方の投手陣は先発の長島暖和(経営4・専大北上高)から梅澤翔大(経営1・専大松戸高)まではそれぞれ1イニングずつ登板し、4人でつないだ。

▲「とても投げやすかった」と神宮のマウンドを振り返った

   ▲2番手の玉木稜真(経営2・東海大星翔高)

▲3番手の中村駿亮(経営1・津田学園高)

  ▲梅澤は高校時代の先輩でもある加藤大悟(経営3・専大松戸高)とバッテリーを組んだ


 最終回は杉本早由貴(経営1・桐蔭学園高)、宮崎史音(経済3・専大松戸高)、平野大地(経営2・専大松戸高)は1/3イニングずつ登板し、完封リレーで試合を締めた。

▲杉本は入学時、齋藤正直監督から「下手投げの本格派」と評価されていた

▲宮崎(史)、平野の専大松戸リレー


〇スタメン奪取へ猛アピール

 この試合のスタメンに名を連ねたのは今春とほとんど変わらなったが、山田太成(経済2・大阪桐蔭高)と西川昇太(経営2・明豊高)が新たに名を連ねた。2番・左翼で出場した山田は第1打席目にセーフティーバントで出塁し、その直後に盗塁を決めるなど自身の持ち味の“足の速さ”を活かして役割を全うした。9番・遊撃手の西川は二失で出塁すると盗塁を決め、守備では2個のゴロを捌いた。

           ▲山田

          ▲西川(昇)


 2季連続、目の前で2部優勝・1部復帰の挑戦権を逃した専大。今季こそ8年ぶりの復帰を目指して、9月9日に行われる立正大との開幕戦に臨む。


*コメント*

【主将・中野】

――――試合全体を振り返って

「最近、みんなバッティングが良いので、初回から振りにいけていました。ピッチャーも基本ストレートでいけたので良かったと思います」


――――春が終わってからの練習、合宿の成果は発揮できたか

「ピッチャー陣は春に投げた7人がオープン戦も投げてきたので、上乗せしていけたのかなっていう感じ。野手陣はメインで守備をやっていこうという感じでやってきたけど、バッティングで集中して分けてきたので良かったかなと思います」


――――神宮でのプレーはどうだったか

「滅多にないので、良かった。入替戦もここでやると思うからそれもイメージしながらやれたのかなと思います」


――――ラストシーズンへの意気込み

「神宮ではプレーできないですけど、最後に(一部に)上げて終われたらなと思います」


【長島】

――――神宮のマウンドはどうだったか

「まっさらなマウンドだったので、めちゃくちゃ投げやすかったです」


――――球場の独特な雰囲気はあったか

「別になかったです。せっかくなので楽しんで投げれたらと思いました(笑)」


――――自身の投球内容について

「めっちゃ良いわけでも悪いわけでもなかった。球速は出ていなかったけど、三振もとれたし、いいと思います」


――――秋に向けての目標は

「春から課題にしてきたカットボール以外の変化球をいま試している段階なので、2週間後のリーグ戦までに完成させられたらなと思っています」


文・写真=知地泰雅(文3)