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<第77回全日本大学準硬式野球選手権大会 準々決勝=8月22日 北海道・円山球場 専大0-1福岡大>
前日に行われた岡山大との試合では完封勝ちを収め、専大は準決勝進出を懸けて福岡大と対戦。先発・竹村健太(経済4・星稜高)が9回まで無失点の好投。しかし、延長10回・タイブレークに犠飛を浴び、0-1とあと一歩のところで敗戦し、全日の舞台での戦いを終えた。
竹村は初回から4者連続三振を奪い、3回には2死二、三塁のピンチを迎えるが「初戦から中1日で疲労が取れなかったけど、相手を圧倒できた」と気持ちがこもった投球で無失点で切り抜けた。その後も被安打2に抑える投球で9回までに計10個の三振を奪い相手打線を封じ込めた。
▲140㎞台の直球と変化球を織り交ぜる投球で三振の山を築いた
▲チームメイトは竹村を迎え入れた
だが、お互い一歩も譲らない投手戦となり、勝負の行方はタイブレークとなった。先頭打者の犠打で2死二、三塁となると続く、打者に犠飛を浴び、決勝点を許したが最少失点で切り抜けた。直後の専大の攻撃では得点を奪うことができず、試合終了。4年ぶりの全国大会はベスト8で幕を閉じた。
▲ゲームセットの瞬間
▲この試合もチーム一丸となって戦い抜いた
試合後、主将でもある竹村は「リーグ戦でもタイブレークで負ける試合が多かったから同じことをやってしまったかなと思う。最終回、0点で攻撃に入りたかったけど、詰めの甘さが出てしまった」と悔しさを滲ませたが「この舞台(全日本)に来るのが目標だったから達成できてよかった。負けてしまったけど、力のある相手に対してここまで来れたのはすごい自信になった」と目標の舞台で戦えた喜びを表した。
▲入学して以降初めての全国大会となり「すごく楽しかった」と振り返った
4年生がメインとなって戦うのはこの試合が最後となったが、今回の悔しさをバネに下級生たちはもう一度この舞台を目指す。
▲最後は笑顔で集合写真
文・写真=知地泰雅(文3)