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〈2025年関東学生アーチェリーターゲット個人選手権大会 本戦=8月23日 夢の島公園アーチェリー場〉
大会初日にRC女子部門が行われ、専大から予選を突破した小森沙耶(文2・町田高)、坂井祥華(商2・都立第四商業高)、端中心彩(文2・市立橘高)が出場した。クォリフィケーションラウンドでは坂井が568点をマークし、決勝ラウンドへ進出。しかし、決勝ラウンド初戦を接戦の末、4対6で落としてベスト16進出を逃した。
▲70m先の的を狙う坂井
8時50分の競技開始時点で、すでに30度を超える厳しい暑さの中、出場3選手が健闘した。前後半に分けて計72本を放つクォリフィケーションラウンドでは坂井が568点を記録し、29位で決勝ラウンドに駒を進めた。大会前の練習で好調だったという坂井は「緊張が出て少し点数が下がってしまった」と目標としていた600点越えには届かず、悔しさをにじませた。
端中、小森の2選手は520点、467点をそれぞれマークしたが、決勝ラウンドには進めなかった。終盤に順位を上げた端中は「緊張を楽しんだおかげで普段より良い点数を出せた。練習から安定して撃っていきたい」と話した。小森は思い通りの結果が残せず、「課題点を多く見つけたので、改善したい」と前を向いた。
▲矢を放つ前に深呼吸をして集中力を高める端中
▲集中して矢を放つ小森
180秒で6本を撃つクォリフィケーションラウンドとは異なり、90秒で3射を放つトーナメント方式の決勝ラウンドで、坂井は慶大の宮野文選手と対戦。6ポイント以上で勝利となる中、先に4ポイントを先取するが、5セット目までもつれ込む接戦の末、4対6で敗れた。3セット目以降に精彩を欠き、「3本で決め切る練習がちょっと不足していた。試合慣れしている相手にも勝ち切れるように少ない本数で良い点を決める練習をしたい」と課題を挙げた。決勝ラウンドではさらに日差しが強くなり、「あまり暑さに強い方ではないので、対策はしていたが、集中力をそがれた部分もあった」と天候に苦戦した。
坂井は改めて大会での600点越えを目標に掲げ、「練習では630から650点を目指したい」と今後を見据えた。
▲決勝ラウンドでは対戦相手と並んで矢を放った
▲厳しい暑さの中、健闘した3選手
〈結果〉
クォリフィケーションラウンド
坂井祥華 29位 568点 *決勝ラウンド進出
端中心彩 68位 520点
小森沙耶 114位 467点
決勝ラウンド RC1/16 イリミネーション
坂井●4-6 宮野文 選手(慶大)
文・写真=竹田一爽(文4)