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2025.08.24
レスリング

【レスリング部】インカレ 島崎が初優勝 4名が表彰台に

〈文部科学大臣杯 令和7年度 全日本学生レスリング選手権大会2日目=8月22日 駒沢オリンピック公園総合運動場体育館〉


 全日本学生レスリング選手権大会2日目はグレコローマンの試合が行われた。専大からは1日目を勝ち抜きベスト8を決めた5人が出場した。60キロ級の徳原誠馬(文3・高知東)が準決勝を勝ち抜き、決勝では激しく相手とポイントを取り合うも惜敗し準優勝となった。63キロ級では島崎翔悟(文4・高知東高)が決勝に挑み、相手の激しい攻めを耐えしのぎ初優勝に輝いた。同階級では米田祐太郎(文4・つるぎ高)と井上隼佑(商3・飛龍高)が3位に入賞、77キロ級では今野駿輔(商4・秋田商業高)がベスト8入りを果たした。

▲優勝を決めた直後の島崎


 60キロ級準決勝に進んだ徳原は序盤から投げ技で主導権を握り、相手のパッシブや場外も得点に結びつけ、8ー0のテクニカルスペリオリティー勝ちを収めた。決勝では育英大の五味虹登選手と対戦。序盤に0ー5とリードを許すも、投げ技で4点を返し前半を終える。後半はかぶり返しから投げ技を決め逆転に成功したが、終盤に投げられて再逆転を許し、惜しくも準優勝に終わった。徳原は試合を振り返り「素直に悔しい。自分よりも相手の方が体力や技術の面で勝っていた」と話した。次へ向けては「10月にまたグレコローマンの大会があるので次こそは優勝したい」と決意を語った。

▲決勝に挑む徳原。惜しくも学生チャンピオンには届かなかった


 63キロ級準決勝では島崎と井上の専大対決が実現した。序盤はパッシブから、島崎が先制し、続く投げで2点を決め3-0と先制する。その後井上は場外と反則から2点を返し前半が終了した。後半、島崎がパッシブを受け同点となる。島崎はその後のパーテルポジション(一方の選手がマットの中央で両手・両ひざをついて、うつ伏せになり、もう一方の選手がその背後から攻める構え)を守り切り同点で試合終了。ビッグポイント差(点数の高い技を決めた選手)から島崎が勝利した。

▲島崎は専大対決となった熱戦を制した


 決勝に進んだ島崎は日体大の徳比嘉未仁選手と対戦。序盤はパッシブから先制され、0ー1で前半を終える。勝負の後半、相手のパッシブで同点に並ぶと、パーテルポジションから立ち上がろうとした相手を上手く倒し4点を決めた。その後相手の猛攻を受けるも耐えしのぎ試合終了。試合後はガッツポーズから喜びを露わにした。試合後島崎は「めちゃめちゃ嬉しいです。実力や実績では相手の方が上でした。相手のグラウンドに対してのディフェンスがよくできたことが勝利に繋がった」と試合を振り返った。今後に向けては「今シーズンの最後に全日本選手権があるので、そこにしっかり照準を合わせてこれからも頑張っていきたい」と意気込んだ。

▲専大からは4名が表彰台に上がった


文=君嶋悠樹(経済2)  写真=竹田一爽(文4)・君嶋