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〈2025年関東学生アーチェリーターゲット個人選手権大会 本戦=8月24日 夢の島公園アーチェリー場〉
大会2日目にRC男子部門が行われ、専大から予選を突破した甲斐光流(経営3・千葉黎明高)、細谷和真(人間科学3・千葉英和高)、高城颯汰(経済2・豊岡高)、田村茉士(法1・水城高)が出場した。大会初日に続き、強い日差しを浴びる中、甲斐が専大勢トップとなる594点を記録するも、全体41位で決勝ラウンドには進めず。全4選手がクォリフィケーションラウンドで姿を消す悔しい結果に終わった。
▲専大勢トップとなる得点を記録した甲斐
大会2日目は35度に迫る暑さの中、RC男子70mが行われた。8月頭に開催された予選で専大勢トップとなった甲斐は、クォリフィケーションラウンドの前半36射を終えた時点で36位と決勝ラウンドを射程圏内に捉える。しかし、後半の36射で上位との差を詰められず、594点の全体41位で大会を終えた。
矢のコントロールが上手くいかず、普段の癖が出てしまったというレフティーは「自分の中でやってはいけない(的の右側にいってしまう)ことが何本かあった。(良いタイミングと悪いタイミングの)50パーセントの出来だった」と悔しがった。制限時間180秒の中で、周りの選手よりテンポよく的を射抜くスタイルを披露し「日に当たる時間が短く、休憩の時間が長くできる。暑さに関しては余裕とまではいかないが、問題なかった」と暑さに負けなかった。
今大会わずかに6点及ばなかった600点越え達成を目標に掲げ、「大会や記録会でコンスタントに出していきたい」と力を込めた。
▲6本の矢を素早く狙った
甲斐と同じく前半競技終了時点で決勝ラウンドを射程圏内に入れていた高城は、後半さらにポイントを伸ばしたが、追い上げも実らずに591点の全体43位でフィニッシュ。
良くも悪くも練習通りにいったと話す高城は「練習でできて良かったことが今日もできていた。逆にまだ試合でできない課題も見つかった」と大会を振り返った。期待の2年生も制限時間に余裕を持って矢を放ち、暑さによる消耗をできる限り回避。「普段からこの気温の中でやっているので、その成果が出た」と上手く適応した。
収穫と課題の両方を得て「練習での底上げをしていかないといけない」と話し、「練習での点数を稼いで試合に活かせるようにしたい」と鍛錬を積んでいく。
▲スコープで的を確認する高城
〈結果〉
クォリフィケーションラウンド
甲斐光流 41位 594点
高城颯汰 43位 591点
田村茉士 56位 581点
細谷和真 78位 558点
文・写真=竹田一爽(文4)