News

最新ニュース


2025.07.21
テニス

【女子テニス部】6年ぶりの開催となったテニス教室 楽しさを再確認した1日

〈第20回 専修大学地域貢献活動 ONE DAY TEAMMATE 2025 テニス教室=7月13日〉


 20回目を迎えた専大のスポーツ教室・ONE DAY TEAMMATE。生田キャンパス西グラウンドで幼児から小学生までの計5名が参加した。未経験者から上級者までレベルに合わせてチームを2つに分け、それぞれ練習を行った。部員が子供たちに声を掛けるなど、終始和やかな雰囲気で行われ、多くの人たちの笑顔が見られた。

▲教室終了後の集合写真


 今回の教室では、初級クラスと上級クラスに分かれ、コート2面を使って練習が行われた。初級クラスではボールに慣れる練習やフォア・バック左右でストローク練習を行った。ストローク練習では、部員に限らず女子テニス部の平田大輔監督も子供たち一人一人にストロークのフォームを教えるなど一丸となって参加者の指導にあたった。

 窪田恵菜(経営3・山村学園高)は「一人一人の持っている知識を考えながら、今までやってきたことを使って、さらに上達できることを選択してやっていくことを工夫した」と参加者のレベルに応じた教え方の工夫点を明かした。また、下原は『できたという達成感を味わってもらうために「ナイスショット!」というように沢山褒めることを心掛けた』と振り返った。

▲ストローク練習をする参加者と佐藤礼菜(経済2・前橋育英高)

▲参加者にフォームを教える平田監督


 その後には数字が書かれた的にボールを当てる的当て練習を行った。子供たちはゲーム感覚で楽しみながら的当てに取り組んだ。参加者一人一人にそれぞれ部員がマンツーマンで教え、技術の向上を目指した。

▲的当てをする子供たち


 上級クラスでは、スマッシュやボレーの練習をした後、部員とのラリーを行った。ラリーは回数を数えながら行い、50回以上続いたペアもいた。その後は徐々に距離を伸ばしていき、最後の方で試合形式の練習を行った。参加した子供たちは部員に点を取られると悔しい表情を浮かべたり、点を取れると喜び、終始笑い声が絶えなかった。

▲ハイタッチをする参加者と部員

 30℃に及ぶ暑さの中、開催されたテニス教室であったが、こまめに水分補給するなど暑さ対策を徹底し、監督や部員が子供たちに積極的に声を掛け最後まで楽しみながら練習を終えた。

▲休憩中にコーンをめがけてサーブするなど部員たちも楽しみながら練習した

 今回のテニス教室を振り返り、下原茉莉佳(文4・仙台育英高)は「6年ぶりの開催ということで、どれぐらいのレベルの子が来るかもわからなかった状態からのスタートで、メニューとかを考えるのが結構苦戦した」と準備期間を振り返った。窪田は「ご両親の方々とお話したりと、皆さんテニスを通して体を動かすことを楽しんでくれたんじゃないかなっていうのを感じとれて、開催して良かった」と笑みを浮かべながら話した。さらに「初めてテニスをした時の楽しさを子供たちとテニスをして思い出せた」と子供たちとの交流を通して、原点に立ち返ることができたと語った。


 来月のインカレや9月に行われるリーグ戦に向けて、下原は「2部優勝、1部昇格に向けて今後も取り組んでいきたい」と意気込みを述べた。窪田は「試合に勝つことはもちろん、テニスの楽しさを意識しながら試合をしていきたい」と今回の教室でテニスの楽しさを再確認し、今後に向けて決意を明かした。



文=平野百々花(人間科学2)

写真=門前咲良(文3)