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〈関東大学ボクシングリーグ戦2部=7月12日 後楽園ホール 第5戦 専大 3-4 慶大〉
出場選手・試合結果
【F】フライ級
●佐々木夏(経済2・釜石高)WP 2-3
【B】バンタム級
●渡邉柊摩(商1・伊豆伊東高)WP 0-5
【Fe】フェザー級
○土屋慈騎(経済1・伊豆伊東高)WP 5-0
【L】ライト級
○角田琉星(商3・日大山形高)WP 5-0
【LW】ライトウェルター級
○後藤海晴(商3・大分工業高)WP 5-0
【W】ウェルター級
●鶴岡岳人(商1・習志野高)WP 2-3
【LM】ライトミドル級
●木村祐太郎(経営3・立正大立正高)ABD1‘32
勝てば2部残留が確定する重要な一戦で慶大と対戦。フライ級、バンダム級で敗れ苦しい展開となったが、フェザー級で土屋が5-0で判定勝ちを収めて流れを作った。勢いそのままにライト級の角田、ライトウェルター級の後藤も判定勝ちで逆転に成功。ウェルター級ではお互い打ち合いの末、惜しくも判定負けを喫し、その後のライトミドル級ではABD(=アバンダン、負傷等により棄権)により合計3‐4で敗戦。2部残留の行方は入替戦に持ち越しとなった。
試合後、副主将の角田は「入替戦の相手は強敵だけど、この1週間で気持ちを作り上げて、意地でも2部残留するという気持ちで頑張っていきたい」と強く目標を掲げた。
▲試合開始の整列
〇応援を力に変えて掴んだ勝利
フェザー、バンダム級と連敗を喫し、迎えたフェザー級の土屋は「何が何でも流れを変えないといけない」という気持ちで試合に臨んだ。「相手の応援が大きくてすごく気になっていたから、(その応援を)自分のパワーにするくらいの気持ちでいった。自分は高校の時からボクシングをやっていているので、そういった意味でも勝ちたいと思っていた」と強気の姿勢でリーグ戦2勝目を掴み取った。
入替戦に向けて「3部には絶対に落ちたくない。自分が勝っても、チームで勝てないと意味がないから、日々の練習を頑張っていきたい」と意気込んだ。
▲チームを勢いづけた土屋
〇後輩が作った流れに乗った副主将
ルーキーの土屋が作った流れに乗ったのはライト級の角田だった。1ラウンド目から右ストレートが決まるなど積極的な攻撃を続け、角田が優位に試合を展開した。その後の2・3ラウンドも積極的な攻撃で5-0の判定勝ちを収めた。「自分の持ち味は技術というよりも気持ちや体力だから、今日もそういう部分で勝負していった」と目に見えない部分でも相手に向かっていった。
▲「圧勝する」という気持ちで試合に臨んだ角田
〇今季チーム初勝利へ望みをつないだ勝利
前の試合と同様に2-2のイーブンで迎えたライトウェルター級の後藤は1ラウンド目から一進一退の攻防を繰り広げた。2ラウンド目も積極的に攻撃を仕掛けるも相手のディフェンスに阻まれ、後藤も相手からの攻撃をかわすなど、試合は膠着状態が続いた。しかし、その後は攻撃を受けてもすぐさまカウンターで反撃をするテンポの良い攻撃を披露し5-0で勝利を収めた。
▲粘り強く戦った後藤
惜しくも2部復帰後、初勝利を挙げることはできなかったが、残留に向けて7月20日に行われる入替戦に臨む。
文・写真=知地泰雅(文3)