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〈第18回アクアカップフィギュアスケート競技会兼第76回千葉県民体育大会スケート競技会=7月5~6日、アクアリンクちば〉
今シーズン初の公式戦であるアクアカップが、アクアリンクちばで開催された。大会2日目のシニア女子フリースケーティングに鈴木菜々音(法3・目黒日大高)が出場し、58.98点をマーク。最終順位を13位とした。
▲演技の始まり
最初のトリプルサルコウで転倒したものの、その後は持ち直してダブルフリップ・ダブルトウループやダブルループ・シングルオイラー・ダブルサルコウなどのコンビネーションジャンプを成功させた。アップテンポな曲調とのびやかな曲調を見事に使い分け、表現力を見せつける。だが、今季の連盟強化選手も複数名出場しており、最終順位は13位に落ち着いた。
▲ひざ下で氷上を滑りぬく
▲曲調によって表現を切り替えた
▲フィニッシュ
鈴木は今回、プログラムを一新し演技に臨んだ。タイトルは「Romeo and Juliet」。構成に関して「本当はトリプルを入れる予定だったが、プログラムを作ったばかりで調整が上手くいかなかったので、1本にした」と今大会に向けて3週間前から練習を始めたことを明らかにした。それでも5月15日に行われたサイニチホールディングス杯から「ジャンプの安定性がなかったのでアクセルを含めて、前半でも後半でも降りられるように練習してきた」と話し、今回の演技では「アクセルは2本目が詰まってしまったが、1本目はきれいにハマったので成長できた」と練習の成果を嬉しそうに語った。
今シーズンは「一番大事なのは東日本インカレ。そこで自己ベスト更新と全日本インカレ出場・トップを目指していきたい。7級のテスト合格とトリプルの確率を上げる」と複数目標があると話す。「(引退まで)あと2年しかないので、ワンシーズンずつで成長して、良い引退の仕方ができるように練習を頑張ろうと思う」と昨シーズン同様、引退までの心持ちについても明言した。
文=大竹瑞希(文3)、写真=大石真碧(文2)