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2025.07.11
バスケ

【男子バスケ部】決勝トーナメント進出! 前回課題のリバウンドで制す

〈第3回全日本大学バスケットボール新人戦=7月9日 大田区総合体育館 専大81ー71名古屋学院大〉


 グループステージ2戦目は東海地区2位の名古屋学院大に勝利し、ベスト8進出を決めた。追いかける展開から始まった1回戦とは一変し、試合序盤から後藤宙(商1・美濃加茂高)や古山幸聖(文1・桐光学園高)らの攻撃で主導権を握る。また、黒島祥太(経済1・北陸学院高)は留学生相手にも怯むことなく積極的にリバウンドを奪取した。最後までリードを保ち続け、81ー71で試合終了。グループステージは2連勝を飾り、決勝トーナメントに駒を進めた。


▲留学生より先にボールに飛び込む笠木


 「留学生相手にリバウンドを頑張ろう」と掲げ、2メートル6センチの留学生・トゥレサリウ選手らにリバウンドで対抗した。7日の新潟医療福祉大戦では試合に勝利したものの、リバウンドに課題が残った。相手はオフェンスリバウンド、ディフェンスリバウンド合わせて56本獲得したのに対し、専大は44本とやや劣り快勝には至らなかった。しかし、今試合ではその課題を修正し、序盤から黒島が中心となってボールに食らいついた。


 その結果、背番号12は10得点17リバウンドのダブルダブルを達成した。「自分のポジションとしてはリバウンドにしっかり絡んでチームに貢献することが目標だったので、その目標が達成できたのはすごい良いこと」と黒島は役割を全うした。また、「チームとしてもリバウンドが取れていたので、そこは次の試合に繋がるかなと思う」と高く評価した。


▲黒島は「みんなのおかげでリバウンドを取れた部分もあった」と謙虚な姿勢も見せた

▲攻撃では10得点に絡んだ


 攻撃では越田伊吹(文1・八戸学院光星高)と笠木憂生(経済2・八王子学園八王子高)が16点の活躍を見せた。越田は第1Qから3ポイントを量産し、第2Qにはスティールからそのまま速攻でレイアップを沈めた。「サイズ的には差があるがスピードを活かしたり、仲間がキックアウトでパスくれたのを決め切れたのは良かった」と胸を撫で下ろした。

▲レイアップをする越田

▲「とても力になった。ホームコートくらいの歓声だったので感謝している」(越田)と3、4年生の応援にも後押しされた

▲笠木は2戦続けて3ポイント成功率50パーセント(8本中4本)


 佐々木優一監督は「相手はリバウンドが強くて『そこを簡単にやられてしまったら絶対に勝てないよ』と話をしていた。負けたくない気持ちをそこに込めてくれたので勝ちに繋がった」と振り返った。そして、「(2年生)はディフェンスの意識を意地で見せてくれた。人数は3人しかいなかったが存在感をちゃんと示してくれた」と称賛した。


 次戦は11日、グループステージで超人軍団・筑波大を下した京産大と対戦する。林主将は「40分間自分たちのバスケットをするということをまだやり切れていない。それをちゃんとやればおのずと結果が出てくると思うので、しっかりと意識してやっていきたい」と意気込んだ。

▲林龍亮主将(文2・北陸学院高)は「怪我をしてプレーでチームを引っ張ることが少なくなった。アップ中やベンチにいるときの声掛けは意識していたので続けていきたい」とも話す。


文・写真=髙野葵葉(文4)