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2025.07.04
野球

【野球部】四人が受賞 秋季リーグで悲願の優勝目指す

<令和7年度プレミアムユニバーシティズ22春季リーグ戦個人タイトル表彰式=6月29日 中央大学後楽園キャンパス>

 

 今年も一部から四部まで、東都大学野球春季リーグで個人タイトルを獲得した選手たちが集結した。ベストナインでは専大から捕手部門に主将の中野拳志郎(文4・小浜高)が昨秋に続いて選出された。また、二塁手部門に谷頭太斗(経営3・日本航空石川高)、投手部門に長島暖和(経営4・専大北上高)が初受賞を果たした。新人賞には梅澤翔大(経営1・専大松戸高)が輝いた。


▲揃って受賞した四人


 主将の中野は「去年に続いて、また今年も受賞することが出来て良かった」と2季連続で受賞した心境を明かした。最終成績は打率.300で終えたことについて、「途中あまり打てていなかったが、エース(長島)にバッティングを指導してもらったことで打てるようになった」と笑みをこぼしながら、高打率の要因を語った。

 「プレーオフで敗れたことが一番悔しかった」と話す新主将は、「最短で優勝出来るように、全部勝って優勝したい。秋は相手関係無く、全力で戦っていけるように頑張っていきたい」と秋季リーグに懸ける想いを口にした。


▲主将に就任した今季もベストナインに選出された




 打率.353という高成績でベストナインを初受賞した谷頭は「二部では優勝出来なかったが、次の秋に向けて一から自分のスキルを見つめ直して、絶対昇格出来るように頑張りたい」とコメントを残した。 打撃好調だった要因は「練習から自信を持ってバッティングをやってきたことが、リーグ戦に結びつけることが出来た」と振り返った。

 中野と同様に「プレーオフでの敗戦が一番悔しかった」と明かし、「どこのチームも関係無く、しっかり自分たちの野球をして、自分も活躍出来たらいいなと思う」と秋季リーグに向けた抱負を語った。


▲悔しさを糧に、秋季リーグでの優勝を見据える




 ベストナイン初選出を果たした長島は「ベストナインを獲得出来たことは素直に嬉しい。リーグ戦はプレーオフで最後の最後で負けてしまったことで、自分たちは最後の最後に勝つ力がまだ無いんだなと感じた。秋は最後の最後でも勝てるようにしていきたいと思い、自分も勝ちに貢献できるように秋までに準備したい」と、受賞の喜びとチームの課題を話した。

 長島は春季リーグ戦全15試合のうち10試合に登板し、4勝2敗 防御率1.54の成績を残した。また、長島は他大学の投手に比べて圧倒的に投球回が多い(プレーオフ含めて51回1/3)ことについては、「投げた後はトレーナーにしっかりケアしてもらったこと、投げるまでの一週間で肩と肘のケアをしながらトレーニング出来たこと、普段の練習から出来るだけ投げ過ぎないようにすることを意識してやってきた。野手がしっかり守ってくれたので、自分はバッターに集中して打ち取ることだけを考えることが出来た」と振り返った。

 OBの菊地吏玖(千葉ロッテマリーンズ所属)と西舘昴汰(東京ヤクルトスワローズ所属)も背負った18番を今年から付けるエースは、「100年以上の歴史あるチームですし、自分が背負っていいのかと思ったが、自分が背負うからには優勝させることが出来るピッチャーにならないといけないと常々思いながら投げていた」と、矜持を持ってプレーに臨んでいたことを語った。

 「秋は最短で10勝0敗を達成して、圧倒的に勝って優勝出来るように頑張りたい」と秋季リーグに向けた決意を固めた。




▲18番を背負うエースは、チームのために投げ続ける

 

 防御率0.49の圧倒的な成績を残し、新人賞を受賞した梅澤は「素直に嬉しい」と率直な心境を話した。中継ぎとして飛躍した春季リーグ戦を終えて、「変化球でストライクを取ることを意識してやってきた。そこでリーグ戦の時にカウントを取れたことで、自信のある真っ直ぐで空振りを取れてきた。変化球で空振りやカウントを取れたことは、高校時代に比べて更に成長した」と好調の要因を口にした。

 理想の選手像について「誰もが認めてくれるような完璧な投手を目指してやっていきたい」と、冷静な表情のなかに熱い想いを滲ませた。秋のシーズンに向けて「(リーグで)一番になるためには日大のような一部リーグを経験したチームを倒さないといけないと思うので、自分たちが一部を目指すためにはそのようなチームにも勝っていきたい」と決心した。


▲冷静な表情の中にも熱い志を持ち合わせる




文・写真=藤林利英(文2)