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2025.06.09
相撲

【相撲部】東日本相撲個人戦 鈴木覇都がAクラストーナメント進出

〈第104回 東日本学生相撲選手権大会・個人戦 6月8日=靖国神社相撲場〉


 東日本学生相撲選手権大会の個人戦・BCクラストーナメントが開催され、専大からは1年生2名、3年生3名の計5名が出場。それぞれが自らの力を試す場となったなか、鈴木覇都(経営3・明治大学付属中野高)は3回戦まで勝ち進み、上位のAクラストーナメント進出を果たした。Aクラストーナメントでは惜しくも初戦敗退となったが、収穫も多く、次の東日本学生相撲個人体重別選手権大会(以下、東日本体重別)に向けてさらなる成長を誓った。

▲専大勢で唯一Aクラストーナメントに進出した鈴木


 BCクラストーナメントの1、2回戦は不戦勝となった鈴木は3回戦からの登場となった。3回戦では、序盤から相手を押し込み優勢な状況で試合を進めた。一時、土俵際に追い込まれるも、冷静さを保ち上手投げにて勝利した。「2試合なくなってしまったが、3回戦で動きをしっかり確認できた」とAクラストーナメント進出を見据えての貴重な一番だったことを明かした。

▲取組では下から当たることを意識した(右、鈴木)


 迎えたAクラストーナメントの初戦では、東農大の木下優希選手と対戦。30キロ以上の体重差のある選手に、果敢に立ち向かう姿勢を貫いた。相手のまわしを取り、土俵際まで追い込むなど勝利まであと一歩の場面も見せたが、最後は寄り切りで逆転を許し、惜しくも初戦敗退となった。

 今大会はベスト16以上を目標にしてきたが、1回戦敗退の悔しい結果となった。Aクラストーナメントを振り返り、「(体格が)大きい選手であったが、物怖じしないでしっかり真正面からあたりに行くことができた。そこから攻めたが、土俵に残られてしまい、逆転されてしまった」と未練を残した。

 次戦の東日本体重別に向けて、「同じ体重の選手ばかりなので、自分の相撲に自信を持って、迷わない相撲をとっていきたい」と前を向いた。

▲鈴木の一戦を見守る蒲田勝太監督ら


 蒲田監督は、全体的には悔しさが残る結果だったものの、多くの収穫があった大会だったと振り返る。「他の大学と大きな力の差があるわけではない中で、上位に進出しているチームもある。うちにも十分チャンスはある。あとは選手一人ひとりの意識をもう一段階高めていければ」と語り、次につながる手応えを感じつつ、今後への課題も口にした。


【その他選手の結果】

▲須永来夢(商1・樹徳高)=3回戦敗退


▲新阜琳太郎(商3・鳥取城北高)=2回戦敗退


▲山田珠大(文3・埼玉栄高)=2回戦敗退


▲門傳陸(商1・加美農業高)=2回戦敗退



文=中島胡春(ネット3)

写真=竹田一爽(文4)、中島