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2025.05.23
バレー

【バレー部】連敗続く専大 流れをつくれず筑波大にストレートで敗北

〈2025年春季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦=5月18日 日体大健志台キャンパス 専大0-3筑波大〉


 連敗が続き、勝ち星が欲しい専大は筑波大と対戦した。

 第1セットでは序盤から相手にリードされる展開となった。マサジェディ翔蓮(文1・福大大濠高)と生田宗原(経済3・昇陽高)を中心に得点を重ねるも、点差を縮めることができずにセットを落とす。その後第2セット、第3セットも点を決め切ることができず、0-3とストレートで敗戦となった。



第1セットスターティングメンバー


OH:#12生田、#27岡本


MB:#2千葉、#10稲垣


OP:#23マサジェディ


S:#20森田


L:#7水野



 第1セットは、筑波大に先制点を許し、そのまま流れに乗りきれない展開が続いた。稲垣陽斗(経営3・海星高)やマサジェディの鋭いスパイクが光り、得点を取るものの、相手に連続得点を取られる苦しい立ち上がりとなった。後半には生田が得点を重ねるも、レシーブでお見合いをしてしまう場面も見られ、自分たちのペースをつくることができずに20-25でセットを落とした。


 ▲スパイクを打つ生田


続く第2セット、千葉貫世(経済4・東北高)に代わり新居良太(経済3・開智高)がコートイン。序盤は互いに点を奪い合い、拮抗した状況であった。だが、その後専大が4連続得点を決め、筑波大からリードを奪う。しかし、じわじわと点差を詰められ、16点のところで同点まで追いつかれると、そのまま連続で点を失い逆転されてしまう。専大はタイムアウトを取り、流れを取り戻そうとするも流れを掴めず、惜しくも23-25でセットを失った。


 ▲水野永登(商4・岡谷工高)


第3セットでは、セッターの森田慶(経営2・日南振徳高)に代わり、池田樹生(経済1・川崎橘高)がコートに入る。池田は「クイックを意識して、サイドに振ることを意識した」と語り、その言葉通り、左右に振ることで相手のレシーブを崩して速い攻撃で点を重ねた。しかし、序盤に奪われた点差を埋めることができずに15-25でセットを落とした。


 ▲池田がコートインし、攻撃のペースを変える


2試合連続でスターティングから起用され、チームの苦しい場面で何度も点を重ねた生田は「後半の20点以降で、粘った後の決め球を託されたときに決めきれないというのは今後の自分の課題だと思う」と今試合を振り返った。また「最初は上手くはまらなくて、そこから良くなっていくことが多い。最初から声を掛け合って良いスタートを切れるようにしたい」と課題を述べた。

 入れ替え戦が確定している専大は最終戦を残し、未だ勝ち星をあげられていない。池田は「入れ替え戦でしっかり1部に残って、そのまま結果を残していきたい」と意気込んだ。入れ替え戦を前に良い流れで挑みたい専大は、次戦の駒澤戦で春期リーグ戦初勝利をつかみ取れるか。


文=米山初佳(文2)

写真=臼井千晴(文2)、米山