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2025.05.21
水球

【水球部】攻撃力爆発&GK小嶋が好セーブ連発でコールド勝ち 開幕から3連勝達成

〈関東学生水球男子1部1次リーグ戦 DAY3=5月17日 専大プール 専大22-7早大〉

 関東学生水球1次リーグ戦が専大プールで開催され、早大を相手に勝利を飾った。第1Pでは複数得点を先取されるが、早くも逆転に成功する。第2Pでも専大が得点を積み重ね、守備ではGK 小嶋悠人(経営1・神奈川工業高)が好セーブを連発して、相手を無得点に抑える。第3Pでも点差を広げると、第4Pでは猛攻の末にコールド勝ち。この勝利で開幕から3連勝を達成し、篠川浩貴(法3・高知東高)がMOMを受賞した。



 第1Pは試合開始からスコアが動く展開となる。序盤から相手に主導権を握られると、3連続で得点を許す。

 しかし、齋藤陽太(経営2・前橋商業高)と野村恵太郎(商2・大垣東高)のゴールで追い上げ、6分に中塚駿(経済4・秀明英光高)の強烈なシュートが決まり同点に追いつく。終盤には齋藤と野村が再びゴールを決めて、第1Pは専大が5-3と一気に勝ち越す。


▲3失点を喫したが、小嶋が要所で抑える


▲齋藤が再びゴールを決めて、逆転に成功する


 第2Pでは、小嶋が好セーブを連発して相手を無得点に抑える。開始早々に野村が相手3人をかわして6点目を決めると、相手に攻撃権が交代し、自陣の中央からミドルシュートを打たれるが、小嶋が左手で弾き返す。

 その後、篠川の追加点で4点差をつけると、相手のフリースローから強烈なシュートを打たれる場面が2度あったが、いずれも小嶋が防ぐ。

 その1分後も小嶋がシュートを止めると、こぼれ球を収めた篠川が単独カウンターからゴールを決める。終了間際には、篠川が左サイドからの鋭いシュートでゴールネットを揺らし、第2Pは10-3でハーフタイムを迎える。

 

▲小嶋が好セーブを連発する

 

 

▲ソロカウンターから得点を決める篠川


 コートチェンジ後の第3Pでは、3失点を喫したが5得点を加えて更に点差を広げる。2分には相手に1点を返されるが、コーナースローの流れから、篠川が得点を奪い返す。

 以降も立て続けに専大が2連続でゴールを決めると、6分に斎藤のゴール、8分に大江のゴールが決まり、最終的に15-6で第3Pを終える。


▲木下丈太郎(文3・秀明英光高)


▲大江陸(経営4・秀明英光高)


▲若林聖夏(経済2・龍谷富山高)


 そして迎えた第4Pでは、一挙7得点で勝利を決定づける。専大は開始早々から2分間に3点を奪い、序盤からペースを握る。その後3点を追加すると、1分後には自陣で相手のパスミスを拾って、敵陣でのパスワークから篠川の速いシュートが決まる。

 この得点で15点差が開いたため、規定により試合終了。専大が22-7でコールド勝ちを収め、開幕からの連勝を3に伸ばして、1次リーグ暫定2位をキープした。


▲中塚駿 


▲茂田井海希(法3・新潟産業大附属高) 


▲篠川のゴールで、コールド勝ちを決定づけた


 試合を終えて、本宮万記弘監督は「結果としては早稲田にコールド勝ちなので、上出来だと思う。今までは中々コールドで勝つことが出来なかったので、凄く良い内容だった」と振り返った。

 また、好セーブを見せた小嶋には「今日は上出来だった。彼は日本代表(小嶋は日本代表として、アジア水球選手権2025に出場した)ですから。よく頑張ってくれた」と称えた。

 試合を通して、「攻撃の場面では前に行くが、守備の部分で少し休んでしまうところがあった。」と話したうえで、試合中には「相手が一番シュートを打ちやすいところを空けてしまうことがあったので、そのような時でも休まずに、キツイところでも頑張ろう」と、選手たちに声をかけた。


▲試合中、指示を送る本宮監督 


 今後の目標については、「全勝で勝ち続ける。日体大が断トツ1位なので、自分たちは日体大を倒すことしか考えていない。その前に筑波大との試合があるので、そこでしっかり倒して、日体大も倒してリーグ戦を優勝すること」と、語気を強めて意気込んだ。


文・写真=藤林利英(文2)