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2025.05.14
相撲
【相撲部】世界を見据える専大初の女子相撲部員
〈専修大学生田校舎第1体育寮別館2相撲道場=4月30日、5月14日〉
史上初の女子部員として、専大相撲部の門を叩いた河本優心(経済1・鳥取城北高)。高校3年次には全日本女子相撲選手権大会の一般55kg未満級で優勝するなどの実績を誇り、4月には階級をあげて国際女子相撲選抜堺大会にも出場した。伝統ある専大相撲部で、彼女は新たな挑戦を始めた。
▲稽古を取る蒲田勝太監督
兄弟が相撲を始めたことをきっかけに相撲を始めた彼女は、強豪校である鳥取城北高校に入学。進路を考える中で「大学でも相撲を続けたい」という思いが芽生えた。専大の練習を見学した際には、蒲田監督らのサポート体制に魅力を感じたという。その雰囲気に背中を押され、入部を決意した。
大学入学後の4月、国際女子相撲選抜堺大会に参戦。2回戦敗退の悔しい結果になったが、「これからもっと体重を増やして世界大会に選ばれるように頑張りたい」と悔しさを糧に、次なる目標を見据えた。
入学から数ヶ月が経ち、稽古を通して感じたのは高校時代との違いだった。「高校時代は実践重視の練習をしてきたが、大学ではそうした時間が限られている」と語る河本。「トレーニングや食事の内容も考えていきたい」と主体的に練習に取り組む姿勢を見せた。
女子相撲の新たな一歩を踏み出した河本は、世界での活躍を目指し挑戦を続けている。
文、写真=中島胡春(ネット3)
取材=竹田一爽(文4)、臼井千晴(文2)、中島