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〈2025 年春季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦=5月17 日 日体大健志台キャンパス 専大0−3法大〉
未だ勝ち星のない専大は、秋季リーグ以来となる法大戦に臨んだ。負ければ入れ替え戦が確定となるこの試合で、ミスが少ない粘りのあるプレーをみせる。試合は終始拮抗し、互いに主導権を握り合う展開となった。しかし、1、2セット目のリードした場面でチャンスを掴みきれずに 0―3 で敗戦。入れ替え戦に挑むことになった。
▲円陣を組む選手たち
第1セットスターティングメンバ―
OH:#12生田、#27岡本
MB:#2千葉、#10板垣
OP:#23マサジェディ
S:#20森田
L:#7水野
第1セット、マサジェディ翔蓮(文1・福岡大濠高)と生田宗原(経済3・昇陽高)を中心として攻撃を展開し、得点を重ねた。また、森田慶(経営2・日南振徳高)がツーアタックや稲垣の二段トスからのスパイクを決め、リズムを作りだす。しかし、終盤は相手のテンポの速い攻撃に苦しめられ、25―27 でこのセットを落とした。
▲レシーブをする生田
続く第2セット、序盤は相手の力強いサーブにレシーブを乱されるも岡本亨介(法1・岡谷工業高)とマサジェディの攻撃で流れを引き寄せる。今回オポジットとして起用されたマサジェディは、苦しい場面に自身のスパイクで何度もチームを救った。この活躍を「決定打が欲しいという時に自分に上がるという意識を持ちつつ、最後に自分が決めると思いながらスパイクを打った」と振り返った。しかし、後半 23―18 でリードした場面から 6連続得点を許し、セットポイントを握られる。最後は相手のブロックに阻まれ、24―26 で第2セットを失った。
▲サーブを打つマサジェディ
▲3枚ブロックをする選手たち
第3セット、序盤は相手の多彩な攻撃に押されるがタイムアウト明けに修正力を見せる。一時は5点差まで引き離されるも、多彩な攻撃で2点差まで追いついた。しかし、序盤の点差を埋めることができずに、21―25 で試合終了となった。 何度も訪れたチャンスを掴みきれなかったこの試合を振り返り、マサジェディは「勝てる試合で勝てなかった。1、2セット目のようにリードしている時に、サーブで押されてしまったり最後に相手に決められてしまったり、もったいない場面が多かった」と悔しさをにじませた。
今回スターティングから起用され、安定感のあるスパイクを見せた岡本は「もっと試合の中でディフェンスでも貢献して、結果をしっかりと出していきたい」と自身の目標を明らかにした。また、専大はこの敗戦で入れ替え戦に挑むことが決定した。岡本は「絶対に2部に落ちないように、日頃の練習から頑張っていきたい」と意気込んだ。さらにマサジェディも「残りの筑波戦と駒澤戦や練習で調整して、必ず勝てるようにしたい」と決意を固めた。
文=船引向日菜(人間科学2)
写真=臼井千晴(文2) 木田晨一朗(人間科学2)