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<第104回関東学生陸上競技対校選手権大会=5月8日~11日 相模原ギオンスタジアム>
5月8日から11日までの4日間、関東学生陸上競技対校選手権大会(以下・関東インカレ)が相模原ギオンスタジアムで行われた。専大からは8名が出走し、今大会を通じて課題が浮き彫りになった。
▲重点を置いていたハーフマラソンでは目標に届かず、課題が見えてきた
大会後、長谷川淳監督は「今回、全日本大学駅伝予選会も近かったこともあってハーフに重点を置いて、チャレンジ(する側)だったので、なかなか厳しい結果なるんじゃないかなっていう予想はあった。予選で決勝に行けなかったことに関しては想定通りというか、やはり甘くはないなというのを感じた」と4日間を振り返る。特に勝負のハーフマラソンでは中西慶士郎(経営2・比叡山高)が23着と健闘するも、入賞者は現れなかった。「本当にここ近年ではしっかり練習もできて良い状態で迎えられたとは思っていたが、かなり暑くタフなレースになった中で、後半のスタミナやポジショニングに物足りなさというか、課題があったのかなと思う」と良い調整ができていただけに悔しい結果となった。
今月24日には全日本大学駅伝対校選手権大会関東学生陸上競技連盟推薦校選考会(以下・全日本大学駅伝予選会)がレモンガススタジアム平塚にて開催される。今年も7位を目標とし「この間の全体ミーティングでもブレずに7番でいこうっていうことを選手間で決めた。そこに関してはしっかり意識して出る選手たちは各組2名で15位以内というところしっかり狙っていければ可能なので、着実に順位を狙ったレースをしたい」と16年振りの伊勢路への出走を狙う。
同大会では「おそらく主要大会の選考がかかる大会に初めて出場する選手もいるので、そういった選手たちの新しい力に期待したい」と新戦力に期待がかかる。「毎年、順位が良くないので、今回どの組に走る選手たちも上位で戦えるように意識してもらいたい。タイム通りに行かない高いレベルの勝負を感じてほしい。出場した選手は一つ、経験値が残るので、(箱根駅伝)予選会とか箱根駅伝に向けて自覚を持ってくれると思う。浮上の良いきっかけにしてほしい」と経験を積み、更なる戦力向上を熱望している。
今季も専大陸上競技部は悲願の箱根駅伝シード権獲得に向けた取り組みを進めている。長谷川監督は「チーム全体としてはもう予選会に向けて取り組んでいる。まず再来週にある全日本予選に向けてしっかり出場を予定してる選手はコンディショニングをしていく。それが終われば夏合宿と秋の(箱根駅伝)予選会なので、そこに向けてブレずに体力や長い距離の対応っていうのを進めていきたい」と箱根駅伝予選突破へ向け、チームの強化に挑む。
文=門前咲良(文3)
写真=門前、大内奈々(経営3)