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〈関東大学春季リーグ戦 2部=5月4日 日体大健志台キャンパス 専大4-1高崎健大〉
春季リーグは3日目を迎え、1部昇格を目指す専大は高崎健康福祉大学と対戦した。第1シングルスでは長谷川幸咲(文1・作新学院高)が粘りの末2-1で勝利。続く第2シングルスでは堀心海(文2・聖ウルスラ学院英智高)がストレートで相手を下した。勢いそのままに、第1ダブルスの吉田陽萌(文3・金沢向陽高)/渡邊愛夕(文3・ふたば未来学園高)ペアが2-0で勝利し、勝利を手繰り寄せた。第2ダブルスでは鹿毛野乃花(文4・埼玉栄高)/永松未侑(商2・常総学院高)ペアが1-2で惜敗したものの、第3シングルスの松岡美歩(文3・埼玉栄高)が相手を圧倒し、4-1で勝利。ゲーム取得数から首位に浮上した。
▲試合前に円陣を組む専大
第1シングルスには、初戦・第2戦に続き1年生の長谷川が出場。第1ゲームは立ち上がりのミスが響き、開始早々に5連続失点。その後も調子をつかめず、6-11と差を広げられた。スマッシュで積極的に攻めたが、逆転には至らず12-21で落とした。
第2ゲームでは、サーブをショート主体に切り替え徐々にリズムを取り戻す。ラリーでは緩急をつけた配球が効果的に決まり、得点を重ねた。15-15から4連続得点を取ると、最後は長いラリーからネット前の攻防から21-19でゲームを獲得し、試合をイーブンに戻した。
流れをつかんだ長谷川は、第3ゲームで完全に主導権を握る。11-6と初めてリードして折り返すと、攻めの姿勢を崩さず21-8で逆転勝利を収めた。試合後には「1ゲーム目は相手のペースで簡単に取られてしまったけれど、ベンチのアドバイスを聞いて落ち着いて考えられた」と振り返った。大学のカテゴリーでの試合については「応援や雰囲気が盛り上がっていて、最初は緊張した。1年生として挑戦する立場で、今も少し緊張するけれど、その中でのびのびプレーできている」と手応えを語った。
▲修正力が光った長谷川。今後の活躍が期待される
第2シングルスの堀が勝利し、勝利に王手がかかった第1ダブルスには吉田/渡邊ペアが登場。第2戦からペアを変更しての出場となった吉田だったが、「元々組んでいたペアでもあったので、プレーなどでうまくいかないこともなく、すぐ噛み合ってうまく試合に合わせられた」と語った通り、落ち着いた試合運びを見せた。息の合ったローテーションからラリーの主導権を握り得点を積み重ねる。序盤から優勢を築き11ー8で折り返すと、終盤には渡邊の鋭いスマッシュが刺さり21-18でこのゲームを勝ち取った。
第2ゲームも渡邊の攻撃が光り、吉田のスマッシュに合わせて得点を重ねた。11-7とリードして折り返すと、そのまま主導権を譲らず、渡邊のスマッシュで21-15と締めくくった。試合後、渡邊は「早い展開に持ち込めて、スマッシュやプッシュがよく決まったのがよかった」と振り返り、次戦に向けては「自分たちのプレーを出すことが一番。点を取られた場面では、話し合って落ち着いて試合をしたい」と意気込みを語った。
▲吉田(右)/渡邊(左)ペアは安定した強さを見せた
リーグ戦は3日目を終え、4チームが2勝1敗で並ぶ混戦模様。専大はゲーム取得数で首位に立つが、昇格戦進出のためには残り2試合の勝利が不可欠だ。次戦は東京情報大学と対戦する。(5月4日 日体大健志台キャンパス 11時試合開始)
文=君嶋悠樹(経済2) 写真=船引向日菜(人間科学2)