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<令和7年度東都大学野球春季リーグ戦=4月29日 大田スタジアム 専大3-6立正大>
春季リーグ戦唯一の休日開催とのこともあり、一塁スタンドは多くの緑で埋め尽くされたこの試合。
1、2回と相手の先発投手が制球に苦しみ2死満塁とチャンスを作ったが、あと一本が出ず攻撃終了。4回には先制となる3ランホームランを含む一挙4点を失いリードを許す展開となった。5回の攻撃では井上颯太(経営2・丹生高)、谷頭太斗(経営3・日本航空石川高)が四球を選び2死一、二塁とすると代打で登場したのは宮崎元哉(経営3・明豊高)。甘く入った直球をライト前に運び1点を返す。続く6回にも先頭の井上がライト前にヒットを放ち出塁すると、打席には前日ホームランを放った松永知大(経済4・創成館高)が立った。「インコースを責められている雰囲気だったので割り切って早い真っすぐを引っ張った」とライト線を破るタイムリーツーベースで反撃。7回には奥名恒貴(法3・八戸学院光星高)がリーグ戦初安打となったタイムリーで追い上げを見せるがここまで。8、9回に追加点を許し3―6で敗戦した。
▲2戦連続の打点を挙げた松永
◯スタメン復帰へアピール
前節では打撃面で不調が続き、今節から廣崎漣(経営2・浜松開誠館高)に一塁手の座を明け渡した宮崎。「スタメンで結果が出ない中で、チャンスの場面で使っていただいたのでここで一本打ってやろうという思いで修正して練習してきた」と試合間隔が1週間空くなかで積み重ねた努力が結果となって表れた。「どこでもいいからヒットになってくれと思いでいた。(ヒットを)打った時にチームのみんなが喜んでいたので良かったです」と語った。
▲復調の兆しが表れた
◯重要な場面での一打が光った奥名
4試合目の出場でリーグ戦初安打、初タイムリーを記録した奥名。第2節目(国士大戦)からベンチ入りを果たし「早く結果が欲しいところでの打席、ここが大事っていうところで1打点を挙げることが出来てよかったなと思います」と話した。チームは負けている状態ではあったが、日々の練習から負けているときの一打にこだわってバットを振ってきた。それが心の支えとなり「練習でやってきたぞと自信を持つことが出来た」と低めの直球をレフトに運び今季初打点を挙げた。「必ず勝ち点を取らないといけないですし、優勝に向けて負けられない試合が続くので自分が貢献してチームを勝たせられるように頑張りたい」と活躍を誓った。
▲与えられたチャンスをものにした
コメント
[松永知大]
――――4打席目に立つ前に何を意識していましたか
「点差が開いていたので、とにかく欲張らずに1点取ろうと思いました」
――――2打席目はいるときにダウンスイングを意識しているような気がしましたが
「最近ちょっと下から出ている感じがあってちょっと大げさにやってみようかなって思いました」
――――明日への意気込みをお願いします
「もうとにかく勝つしかないのであと1戦しっかり勝ちまくっていきたいと思います」
文=知地泰雅(文3)
写真=門前咲良(文3)