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〈第59回関東大学女子バスケットボール選手権大会=4月27日 日本女子体育大学 専大149-45群馬大〉
専大は春季トーナメント初戦で群馬大と対戦した。序盤から積極的なディフェンスで相手のターンオーバーを誘発し、得点を重ねた。後半には下級生が多く出場し、1年生3人が大学公式戦デビューを果たした。3ポイントが思うように決まらない時間帯もあったが、殖栗佳穂(文2・昭和学院高)が試合を通して26得点と躍動し、流れを渡さなかった。最後までリードを守り切り、149-45で勝利。2回戦へ駒を進めた。
▲殖栗はこの試合最多得点を挙げた
前半から専大は主導権を握った。試合は林望愛(文4・桐生高)のセカンドチャンスポイントで幕を開けた。素早い対応力を生かした守備でスティールを連発し、相手にシュート機会を与えなかった。5連続得点で流れをつかむと、その後も勢いは続いた。途中、高橋楓(文1・明星学園高)と内藤莉緒(経営1・開志国際高)がベンチから出場し、大学公式戦デビュー。高橋はフリースローから、内藤は高さを生かしたゴール下のプレーで初得点を挙げた。第2Qでは、スティールなどから12連続得点を記録し、79-19と大差をつけて前半を折り返した。
▲フリースローから初得点を決めた高橋
▲内藤はこの試合インサイドでのプレーが光った
後半は、スタートから4年生がベンチに下がり、下級生が中心となって試合に臨んだ。後半最初の得点は殖栗のシュートから生まれ、前半同様の勢いを維持した。さらに、加藤凛音(文1・東京成徳大学高)がシュートを決め、ベンチ入りしていた1年生全員が大学公式戦初出場・初得点を達成した。その後も、後半の大内英華(文3・市立長野高)の18得点、内藤の17得点などで相手を圧倒し、149-45で試合終了。初戦を見事な勝利で飾り、好スタートを切った。
▲速攻からゴールへ切り込む加藤
試合後、今年度主将の伊藤虹歩(文4・安城学園高)は、「初めての公式戦で緊張もあったと思うが、試合の入りを含め、あまり良い内容ではなかった。目指しているのはこの先にあるので、相手がどこであれ自分たちのやるべきことは変わらないと声を掛けていたが、今日はそれがあまりできなかった」と、圧勝しながらも反省を口にした。今年度の目標については、「このトーナメントではまずベスト4を目指す。リーグ戦でもベスト4以上を狙いたい。自分が1年生のときから結果を残せずに来たので、今年こそは必ず結果を残したい」と、主将として臨む最後のシーズンへの思いを語った。
次戦は明治学院大学と対戦する。(4月29日 東洋大学赤羽台キャンパス 11時45分試合開始)
文=君嶋悠樹(経済2) 写真=髙野葵葉(文4)、木田晨一朗(人間科学2)