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〈2025年(令和7年度)・関東学生新人選手権大会 4月24日〜26日=所沢市民体育館〉
関東学生新人選手権大会は26日に大会最終日を迎えた。専大からは8人が試合に臨み、その中でも、久保賢輔(文1・希望が丘高)と薜大斗(経営1・遊学館高)が準決勝に進出。4強入りを果たした。
▲久保
▲薜
試合間の休憩がほとんど取れないまま迎えた準々決勝。久保は、2024年のインターハイ王者である中央大学の小野泰和選手と対戦。フルセットの熱戦を制し、準決勝に駒を進めた。
▲第1セットが試合のキーとなった
第1セット序盤は相手にペースを握られる展開となった。ラリー戦に持ち込み粘り強く得点するパターンで点を重ね、徐々に流れを引き寄せた。13-11でセットを奪取し、試合に弾みをつけた。
第2セットは終始小野選手に試合を握られる展開に。強烈なフォアハンド攻撃に対応できず、6-11でこのセットを落とした。
続く第3セット目では、前のセットの影響を受けて点差を広げられてしまったが、途中からは久保のペースが戻り始めた。フットワークの良さで相手の揺さぶりをものともせず、11-7でセットを取った。
第4セット目もラリー戦が続いた。久保が強打を試みるがカウンターを取られてしまい、なかなか決め切ることができない。得点できない苦しい展開にラケットを見つめ、首を傾げた。攻略法が見つからないまま試合が進み、7-11でセットを落とした。
▲フルセットの末勝利、4強入りを果たした
最終第5セット。先ほどの苦戦を感じさせない試合展開を見せ、一気に7-1まで得点を離した。終盤は、点を取り合う展開になった。観客席からどよめきが起きるほどの激しいラリー戦が繰り広げられ、両者互角の打ち合いとなったが、そのまま逃げ切り勝利。大きくガッツポーズし4強入りに歓喜した。
続く準決勝でもフルセットにもつれ込む試合となった。最終セットでは久保が流れをつかみ、勝利が目前となった。しかし、相手タイムアウト明けからまさかの6連続失点を喫し惜敗した。
シングルスを振り返り「レシーブで思い切って攻めたり、台から離れずに攻撃したりすることができた点が良かった」と分析した。「小野選手に勝つことを目標にしていた。目標にしてきた選手に勝つことができて嬉しかった」と準々決勝の勝利を喜び、ほほ笑んだ。
▲苦しい試合が続いたが、耐え抜き4強入り
同じく、4強入りを果たした薜は「ダブルスでいい結果が出せなくて、緊張してしまった。すごく緊張して前日はあまり寝られなかったが、シングルスはうまくいって良かった」と安堵した。「25日のベスト32決定戦で、2セット取られた後から巻き返して勝てた。そこから調子が上がって準決勝にいくことができた」とベスト32決定戦が調子を取り戻すきっかけになったことも明かした。準決勝については「自分の思い通りのプレーができずミスが多かったのでもっと練習を積んでいきたい」と語り、今後の練習に意欲を示した。
精鋭揃いの新入生たちは春季関東学生卓球リーグ戦での活躍に向けて再び練習を始める。
文=中島胡春(ネット3)写真=冨田心暖(ネット3)、中島
【その他選手の結果(26日に行われた試合のみ記載)】
男子シングルス
▲烏田東(文1・呉青山高)=ベスト8
▲佐藤大空(経済1・駒大附苫小牧高)=6回戦敗退(ベスト16)
▲下田蓮(人間科学1・実践学園高)=6回戦敗退(ベスト16)
女子シングルス
▲山岸唯菜(文1・新潟産大附高)=ベスト8
▲遊佐美月(経営1・愛知みずほ大瑞穂高)=ベスト8▲新山暖華(経営2・青森商高)=5回戦敗退(ベスト16)