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2025.04.28
バレー

【バレー部】流れを掴みきれず敗戦 課題明らかに

〈2025年度関東大学男子1部バレーボールリーグ戦=4月26日 東海大学湘南キャンパス 専大1−3明大〉


開幕から勝ち星のない専大は、連敗脱出を目指し明大と対戦した。試合では、終始ミドルブロッカーの千葉貫世(経済4・東北高)、稲垣陽斗(経営3・海星高)を中心にサイド攻撃へのブロックで得点を重ねた。また、リベロ水野永登(商4・岡谷工業高)の粘り強いプレーでラリーを制する場面も多く見せた。しかし、明大のAクイックとバックアタックに苦しめられる。また、納得のいかない反則を取れることが多く、リズムをつかむことが出来ずに敗戦。チームは5連敗となった。

▲レシーブをする水野

第1セットスターティングメンバー


OH:#12生田、#23マサジェディ


MB:#2千葉、 #10稲垣


OP:#13塚田


S:#20森田


L:#7水野


第1セットでは序盤は主導権を握られるも、3連続ブロックで流れを生み出し、その後も多彩な攻撃で優位に立った。しかし、15-14でリードしていた場面で、マサジェディ翔蓮(文1・福大大濠高)がラインクロスの反則を取られる。納得のいかない判定に、コートの選手だけではなく、ベンチメンバーやコーチ、監督も反則はなかったと抗議するが、受け入れられずに同点となってしまう。その後2度のタイムアウトを取るが、悪い流れを断ち切ることが出来ず、18-25でこのセットを落とした。


▲縦のBクイック2本を成功させた千葉

続く第2セット、序盤は第1セットの流れを引きずり、リードを許す。中盤はブロックとサイドからの攻撃で得点を重ねるも、終盤にミスが増えてしまいこのセットを落とした。


第3セット、あとがない専大は序盤から多彩な攻撃で主導権を握る。途中明大の力強いサーブで崩されるも、タイムアウト後に修正力を見せる。終盤は生田宗原(経済3・昇陽高)とマサジェディの攻撃を中心に攻めきり、第3セットを取り返した。この日攻守ともに安定したプレーでチームを支えた生田は「サーブはキャプテンの(水野)永登さんに言われたところに打って乱して、スパイクは前日にブロックを映像で見て打ち方を決めた」と話した。


▲スパイクを打つ生田



▲華麗なトスワークを見せた森田慶(経営2・日南振徳高)

第4セットでは序盤に5連続得点を許すも、ミスの少ないバレーボールで徐々に点差を埋める。そして終盤、16-19で3点ビハインドの場面で稲垣が2本連続のブロックを決め、1点差まで追いつく。しかし、明大のブロックと連携が取れたディフェンスを前に決めきることが出来ず、20-25でこのセットを落とし、敗戦となった。


この試合を千葉は、「今日は自分たちでいい雰囲気を作っていくことが出来ず、1、2セットを取られてから自分たちのスイッチが入ったことが敗因だった」と振り返る。また敗戦はしたが、合計16ポイントと多くの得点を生み出したブロックについて「大きい選手が多く、一対一で勝負することができた」と語った。


▲ブロックをする塚田国光(法3・船橋二和高)

現在の専大は多くの主力を欠き、苦しい試合が続いている。次戦の早稲田戦について千葉は「今日悪いところは全部出た。早稲田という名前に押されないように勝つ気でいきたい」と意気込んだ。