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2025.04.22
アメフト

【アメフト部】BIG8昇格へ新体制始動 TOP8強豪に惜敗

〈春季オープン戦 4月12日  慶応義塾大学 日吉陸上競技場 専大-10ー17慶応大〉 


昨季BIG8への昇格戦で涙を飲んだ専大GREENMACHINEは、今年こその昇格を目指し新体制初のオープン戦に挑んだ。昨年TOP8で3位の強豪・慶応義塾大学相手に、新チームの手応えを感じさせる好ゲームを見せた。

 ▲ナイスプレーに持ち上がるベンチ


 前半は慶応大ディフェンスに苦しみ、なかなかペースをつかめなかった。試合開始早々、相手を4thダウンまで追い込むもパントからエンドゾーン付近まで陣地を回復される。専大の攻撃に変わり、なんとか巻き返しを図るも、相手にセーフティーを許し先制点を献上した。


 第2Qには主導権を握られる展開が続いたが、#20紙谷虹太(法2・駒場学園高)がファンブルをリカバーし、専大ベンチを沸かせた。ここから流れを引き寄せたい専大だったが、自陣深くからの攻撃は得点に結びつかず攻守交替。その後相手のロングパスからTDを許した。オフェンスでは#27 辻隼弥(法2・舞岡高)のランや#10 谷口偉大(商4・堀越高)のロングパスが光ったがTDには至らず、前半を0-9で折り返した。

▲ファンブルリカバーした#20紙谷


 第3Q、ハーフタイムに「ディフェンスは9点でよく抑えている。惜しいオフェンスではダメだ」と主将・平林 一真(法4・舞岡高)から鼓舞された専大は反撃の狼煙を上げる。#13天野竜人(法2・駒場学園高)がリターンから65ydのロングランを見せる。TDには至らなかったが専大はフィールドゴールを選択し3点を返した。勢いに乗った専大はさらに攻撃が続く。パントリターンから#13天野が大きく押し込み、そこから#27辻がエンドゾーン手前まで迫る素晴らしいロングランを披露しフレッシュを獲得した。そして#17佐藤颯眞(人4・橘高)へのパスが通りDT獲得、#35金田遼平(文2・専大北上高)がキックを決め10-9と逆転に成功した。

▲相手のエンドゾーンに迫った#27辻


 第4Q、リードを保ちたい専大はディフェンス陣が奮起し相手のゲインを防ぐ。しかし、相手のパントリターンから意表を突かれたロングランを許し、そのままTDを獲得される。2ポイントコンバージョンから2点を追加され17-10と再びリードされた。専大は再逆転を目指し4thダウンの状況からギャンブルを敢行。#81平林が見事にパスをキャッチするが、TDには繋がらず試合終了となった。

▲#81平林が首の皮一枚繋ぐも逆転には至らなかった


 試合を終えて#81平林は「自分たちの日頃の練習の詰めの甘さが要所で出てしまい、それが大きなミスに繋がってしまった。ミスから流れを掴むことができなかったのが今回の全体像。(4Qの失点シーンでは)笛が鳴っていないのに終わってしまってる選手がいて、相手のプレーを止める執念が自分たちに足りなかった」と反省を口にした。その一方で「ディフェンスはよく機能し、何度も相手を止めてくれた。特にパントリターンとの相性が良かった。あとはオフェンスが長いドライブをタッチダウンに結びつけられれば、試合の流れをつかんで勝利に導けると思う」と試合を通じて得た手応えを話した。

 

 次戦は5月3日に近畿大学と対戦する。新体制初の白星を目指す。


文・写真=君嶋悠樹(経済2)