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<令和7年度東都大学野球春季リーグ戦=4月17日 大田スタジアム 専大4ー7国士大>
▲追い上げを見せるも及ばず敗戦
昨日、快勝を収めた専大はリーグ戦初先発の藤田和揮(経済4・筑陽学園高)が登板。
初回、いきなり無死1、2塁のピンチを迎えると適時打を浴び1イニングで降板。2番手に多田結祐(経済2・健大高崎高)が登板すると3回に適時打、さらに本塁打でこの回一挙3点奪われ厳しい展開となった。5回からは齋藤新太(経済2・松商学園高)が登板し2失点と流れを止めることが出来ない投球となった。
▲先発の難しさを感じた藤田は気持ちを切り替える
▲8回には初登板の青野流果(経営1・専大松戸高)が登板
一方の打線は5回に井上颯太(経営2・丹生高)が相手のエラーで出塁すると打席には開幕戦から全試合ヒットを放っているリードオフマン、谷頭太斗(経営3・日本航空石川高)。「チャンスだったので、ファーストストライクを積極的に打とう」という気持ちで打席に入り「真っ直ぐ一本に絞って仕留められた」とバックスクリーンに突き刺さる2ラン本塁打で反撃の狼煙を挙げる。7回にも1番の谷頭が左二塁打で出塁すると3番の和田琉汰(文1・静岡高)のサードゴロの間に生還し追加点を挙げた。最終回にも谷頭、和田が出塁し、2死1、2塁の好機を作るとリーグ戦初出場で途中出場の大木漣(経済2・加藤学園高)が中適時二塁打を放ち3点差に詰め寄る。さらに2、3塁と一発出れば同点の場面で松永知大(経済4・創成館高)を迎えるも走者を返すことが出来ず試合終了。勝ち点の行方は次戦に持ち越しとなった。
▲「どんな打順でも自分の仕事をやるだけ」と役割に徹する谷頭
▲あと一本が出なかった松永
◯鮮烈なリーグ戦デビュー
7回に代打で登場したのは大木漣(経済2・加藤学園高)。本職は投手であるが、高校時代から肩の調子が悪かったこともあり、大学でも野手での起用が増えているという。そんな大木に好機が訪れたのは最終回2死1、2塁だった。「少ないチャンスをものにするという気持ちで打席に立った」と放った打球はセンターを深々と破る中適時二塁打となり初打点をマークした。
▲打撃においても首脳陣に対してアピールした
コメント
【藤田】
――――投球を振り返って
「リーグ戦で初めて先発させてもらって緊張したので、対バッターとして投げられてなかったと思います」
――――中継ぎとの違いは
「中継ぎは途中から投げるので試合の流れに乗るだけでいけるけど、先発は自分で(試合の流れを)作っていくのは中継ぎとは違います」
――――何イニング投げる予定だったのか
「今日は特に決まっていなかったです」
――――チームメイトからのアドバイスは何かあったか
「今日のことは今日のことで切り替えていくしかないという話をしました」
――――次回以降、どのような改善をして切り替えをしていくか
「今日のことは今日で終わらせて新しい気持ちでチーム一丸となって優勝に向かっていければと思います」
――――次の登板に向けての目標をお願いします
「チームに勢いをつけられるようなピッチングをしたいと思います」
▲悔しい気持ちをバネに次の登板に繋げる
文=知地泰雅(文3)
写真=門前咲良(文3)