最新ニュース
9月21日、東京武道館にて第39回関東女子学生剣道優勝大会が行われた。専大も全日本大会への16枠を目指して一丸となって戦ったが、健闘も実らず初戦で敗退した。
今大会は7人の出場選手登録枠を全て満たして臨んだ専大。ベスト16に進出して全日本大会への出場を決めるためには、2つの勝利が必要だった。悲願達成を目指す専大の初戦の相手は流経大。過去多くの入賞経験を持つ強豪だが、専大の選手たちは臆せず立ち向かっていった。
先鋒の飯塚裕(経済3・高崎北高)は互角の戦いを繰り広げ、一進一退の攻防の末に引き分け。後ろの負担を軽くするためにも勝ちたいところだったが、最低限の仕事は果たした。しかし、専大は続く次鋒戦、中堅戦を立て続けに落としてしまう。この時点で0-2。副将と大将が連勝しなければならないという、苦しい展開を強いられることになった。
副将戦に出場するのは唯一の4年生、武本光世(法4・駒場高)。本来ならば武本に大将を任せる作戦もあったが、最後の大舞台なので勝敗の決する前に戦わせてあげたいという、監督、コーチの暖かい心遣いだった。その粋な計らいに応えるように、武本は気合いのこもった試合を展開する。だが、一本が遠い。惜しい打ち込みはあるものの、中々旗が上がらない。そして、互いに攻めきれないまま時間だけが経過し、ついに引き分けで終わってしまった。この瞬間、専大の敗退が決定した。
残る大将戦には鷹野遥香(法3・日本航空高)が一矢報いようと出場するも、結果は引き分け。専大は0-2で惜しくも初戦敗退となった。
結果は満足のいくものではなかったが、強豪相手に善戦できたことは少なからず自信に繋がるだろう。今年の全日本への出場は叶わなかったが、11月には新人戦、そして来年と戦いは続いていく。チャンスはまだまだあるので、4年生の悔しさを晴らすためにも、来年以降の飛躍に期待したい。
以下は選手のコメント
武本選手
「全日本を目標にしてやってきていたし、去年が惜しかった分今年こそという気持ちが強かったので、初戦負けという結果は悔しい。今大会の悔しさを晴らして、来年こそ全日本へ出場できるように(後輩たちには)頑張ってほしい」
(安江 祐輔・経済2)