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9月21日、専修大学総合体育館にて秋季リーグ第6日、対駒大戦が行われた。長友主将は試験があったため試合に欠場のなか、見事に全員で穴を埋め、3-0で専大が勝利。連敗の嫌な流れを止めた。
専大(27-25、25-20、25-18)駒大
(スターティングメンバー)
#4 板宮築
#8 山本湧
#12 藤中謙也
#13 高橋拓也
#17 小川猛
#18 川波潤也
#23 池田陽輝
第1セット、序盤は専大のミスが相次ぎ、苦しむ。5-10のビハインドでタイムアウトを取った後、藤中謙也(経営2・宇部商高)のスパイク、板宮築(経済4・川崎橘高)のクイックが決まり始め、流れをつかみ、徐々に点差をつめる。終盤では長友優磨(商4・都城工高)主将の代わりに抜擢されたスーパールーキーの小川猛(経営1・桐蔭学園高)がスパイク、さらにサービスエースと奮起し27-25でセットを先取した。
第2セット、序盤は臨時キャプテンの山本湧(商3・東亜学園高)のサーブで崩すと、川波潤也(経営1・九州産高)のスパイクなどもありリードを広げるが、中盤、駒大の飯田祐規選手の連続サービスエースで逆転される。だが、藤中のスパイク、高橋拓也(経済2・東亜学園高)のスパイクやクイックで駒大に流れを渡さない。終盤にリードを広げ25-20でセットを連取した。
第3セット、小川のサービスエースが決まると、板宮のクイック、高橋のブロックで点を積み重ねる。しかし、ミスによる失点も多く、差が開かない。それでも今日の板宮のクイックは絶好調で駒大は彼を止めることができない。小川も強烈なスパイクで存在感を見せつけた。最後も小川がスパイクを決め、25-18でセットを奪い3-0のストレート勝ちを収めた。
慶大、東海大に負け連敗の中、1部に昇格したばかりだが実力のある駒大相手にストレートで勝てたことは今後の自信になったであろう。明日の相手は手ごわい中大だが、専大らしいプレーで連勝したいところだ。
(阿部 理志・文1)
吉岡監督
「なんとか勝てた。第1セット、第2セットは同じリズムであまり良い雰囲気でなかったが、第3セットから変わった。小川を使ったことで多少なりとも、先週連敗した時とは違う雰囲気になったと思う。ただ、下級生中心なので安定しているとは言えない。長友に頼り切っている節がある。全日本インカレまでにチームの調子を上げていきたい」
藤中選手
「キャプテンがいなかったのでムードを盛り上げようと思っていたが、自分のプレーで精一杯だった。(長友主将に変わって入った小川選手について)出だしはミスばかりだったが、ゲーム中に調整してミスを減らせたのがよかった」
高橋選手
「序盤はよくなかったが、途中からアップができてきて、終盤で立て直せた。スパイクやブロックは調子がいいので、さらに上げていきたい。(明日の中大戦に向け)崩されやすい相手なので、相手よりも先に崩れないようにしたい。大事なところでのミスをなくし、どんどん攻めていきたい」
板宮選手
「第1セットはあたふたしてしまったが、チームで声を出して勝ちきれた。今日は相手のブロックをかわして良いクイックができた。1年生の小川が出場したため、自分が決めるつもりでプレーした。残りの試合も良い感じでいきたい」
小川選手
「点数がほしい場面や僅差の場面で(リードを)広げられて良かった。(サーブは)トスを前めに出してうまく調整できた。監督からは思いっきり打てといわれた。今日の勢いで明日もサービスエースを取りたい」
川波選手
「キャプテンがいなかったかのでムード良くやろうと思った。最初は焦っていたが、点差が開くと自分たちのムードをつくることができた。中大はレベルの高いチームだが、自分たちのプレーをして勝ちたい」
池田選手
「第1セットの序盤うまく入れなかった。出だしから波に乗って勝つのが一番なので、改善したい。(チームの状態について)チームがバラバラなので、コミュニケーションを取れるようにもっと声掛けをしたい。明日勝って明後日に繋げたい」