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昨季は春秋ともに2位となり、あと一歩で入替戦に臨むことができず悔しいシーズンとなった野球部。長年遠ざかっている1部昇格を目指し長島暖和が今季の展望を明かした。
(インタビューはオープン戦終了後(3月)に行いました)
〇オープン戦を振り返って
「オープン戦前半は課題があったけれど、3月14日に行われた日本通運との試合以降は緩急をつけられるようになった」と自身の成長を感じている。同じく日大との試合でも直球とカーブを中心にテンポの良い投球を展開し、東都1部相手に6イニングで1失点と首脳陣にアピールした。
そんな長島の最大の武器は速球である。斎藤監督は「持ち前の速球を武器にチームを勝利に導いてくれると確信している」と評価。自他ともに認める武器を活かし1部昇格の原動力となることが期待される。
▲監督の評価に対して「初めて聞きました(笑)」と笑みをこぼした。
〇公式戦初登板に向けて
長島は昨春・秋とベンチ入りを果たしたが、常田唯斗(令7・文卒・現明治安田生命)、肥沼竣(令7・現セガサミー)、奥村開(令7・経済卒・現日本新薬)、平田健眞(令7・経営卒)らの壁に阻まれ登板機会は無かった。
だが、今季はエース候補に名乗りを挙げるまでに成長を遂げ、投手陣の柱の一角を担うことが期待されている。初登板に向けて「先発だから自分が勝たなきゃいけない。相手に負けない投球をすることが必要だ」と覚悟を決める。
▲マウンド上では冷静な姿を見せているが「めちゃくちゃ緊張している」と意外な一面を見せた。
〇ラストイヤーに向けて
泣いても笑っても最後の一年となる今シーズン。「今まで支えてくれた家族、監督やコーチなどにプレーで恩返しがしたい」と投球に懸ける思いを語った。
▲好きな言葉である「獅子搏兎」を胸にラストシーズンに臨む
チャンスを逃し、悔しい思いもしながら過ごしてきた3年間。日々の練習で積み重ねたものを公式戦のマウンドで証明する。
文=知地泰雅(文3)
写真=門前咲良(文3)