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<第67回関東地区大学準硬式野球選手権大会 準決勝=3月22日 スリーボンドスタジアム八王子 専大3-4立大>
準々決勝でコールド勝ちをおさめた専大だが、決勝にコマを進めることはできなかった。
先発投手は昨日の試合にも登板した竹村健太(経済4・星稜高)。序盤はランナーを出しながらも常時130km後半の直球とスライダーを織り交ぜ無失点の投球を続けていたが、6回に試合が大きく動いた。1死から2本のヒットとフォアボールを与え満塁のピンチを迎えると続く打者に対する初球だった。「踏ん張らないといけないところで踏ん張れなかった」と走者一掃のタイムリーヒットを浴び逆転を許す。そして、その後の打者の打席間に3塁ランナーがホームスチールを試みアウトにしたと誰もが思ったその時だった。捕手の高橋秀昌(法4・専大松戸高)のミットが打者より前に出てしまい打撃妨害をとられ、この回一挙4点を奪われてしまう苦しい展開となった。
▲「責任を感じている」と悔しさを滲ませた。
打線は4回に4番の蔵元皓太(商3・専大松戸高)がレフト線への2ベースヒットで出塁し、続く高橋が相手のエラーで出塁すると小圷海里(法4・広陵高)が「(相手投手との)駆け引きでインコースを張っていた」と狙い通りインコースを引っ張りタイムリーで先制点を挙げた。さらに6回にも2死3塁からセンターにこの試合2本目のタイムリーを放ち追加点を挙げる活躍を魅せた。
▲「もう一本打つ」という気持ちを持って打席に臨んだ小圷。
▲守備でも好プレーを魅せた
試合は3―4で敗れ24日(月)に横須賀スタジアムで行われる中央大との3位決定戦に臨む。勝利すれば、全日本大会予選会の切符を得ることができるため、負けられない一戦となる。
文=知地泰雅(文3)
写真=門前咲良(文3)