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<第67回関東地区大学準硬式野球選手権大会 準々決勝=3月21日 スリーボンドベースボールパーク上柚木 専大8-0国士館大 (規定により8回コールド)>
18日に行われた慶大戦ではタイブレークの末、サヨナラ勝ちを決めた専大は同じ東都リーグ1部に所属する国士館大との一戦に臨み、初回から大きく試合が動いた。
1番の吉田竣希(経済4・星稜高)が相手のエラーで出塁すると、すかさず盗塁を決める。続く2番の濱田航輔(経営2・星稜高)が犠打を決め1死3塁と先制のチャンスを作ると、3番の村上広(経済3・札幌第一高)が相手の悪送球で出塁した間に吉田が先制のホームイン。その後も4番の尾崎遥哉(経済2・星稜高)も相手のミスで出塁し、なおもチャンスで前の試合でタイムリーを放った高橋秀昌(法4・専大松戸高)。「あまりいい当たりではなかったけど気持ちで打った」と低めの球を打ちライトへタイムリーヒットを放ちチームを勢いづけた。
7回にも本日2本目となる高橋のタイムリーヒット、8回には村上の2点タイムリーで相手を大きく突き放した。
▲2本のタイムリーを放ち、次戦に弾みをつけた。
一方の投手陣の先発は多賀谷直輝(法2・専大松戸高)。「前の試合がいい流れで終わっていい流れに乗れるように投げ切れた」と6イニングを投げ切った。
初回から2死1、3塁とピンチを招くが直球で相手の5番バッターをセカンドゴロに打ち取る。2回にも2本のヒットとフォアボールを与え2死満塁と再びピンチを迎えたが「バックの先輩たちが守ってくれるのを信じた」とキャッチャーの構えるところに投げ切り無失点で切り抜けた。その後もスコアボードに0を並べる投球を続けマウンドを竹村健太(経済4・星稜高)、佐藤元介(法4・都立昭和高)に繋ぎ、完封リレーで試合を締めた。
▲多賀谷は「勝利に貢献できるように頑張りたい」と次戦以降に向けて意気込んだ。
▲1イニングを完璧に抑えた竹村。
▲勝利の瞬間。佐藤はチームメイトと喜びを分かち合った。
準決勝は3月22日スリーボンドスタジアム八王子で立教大との戦いに挑む。
文=知地泰雅
写真提供=専修大学準硬式野球部