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2025.03.23
野球

【野球部】対玉川大のオープン戦 投打ともにアピール合戦

<オープン戦=3月21日 専修大学野球グラウンド 専大15-3玉川大>


 約2週間後に春季リーグ開幕戦が控えている専大は玉川大と対戦。Bチームの選手や新入生も出場する中、初回から打線が繋がり15-3で快勝した。中でも3番の織茂秀喜(経営4・松商学園高)が先制の一打も含む5打数3安打2打点の活躍。7回には途中出場した平原永康(経済2・金光学園高)がレフトへの本塁打を放ち、アピールした。

 先発の中村和寬(経営4・仙台育英高)は3回を無失点で抑え、期待が湧きあがる結果となった。


▲この試合では打線が爆発し、多くの選手のアピールが成功した




 初回に1番寺崎琉偉(経営2・日大三島高)の中安打、2番松永昂大(経済1・熊本工業高)の犠打で1死2塁のチャンスを作ることに成功した。

3番に迎えたのは今季から副キャプテンを務める織茂。オープン戦で打席に立つ機会が少ない中「バットでチームに貢献できると思っているので、ピッチャーと対戦する時の感覚を大切にしたい」という思いで打席に立ち、左中間への先制打を放った。「1番の寺崎が初球から打っていって、2番の松永が初球からバントを決めてというところでは早いカウントから仕掛けていこうと思っていた。あまりきれいなヒットではなかったが、早めのカウントで仕掛けたのが良かった」と積極的なバッティングが功を奏した。その後、織茂は盗塁を決め、この試合5打数3安打2打点1盗塁と活躍した。

 後続も相手先発の立ち上がりを攻めた。5番で新入生の和田琉汰(文1・静岡高)、6番の寺井雄人(経営4・桐光学園高)の適時打で追加点を取り、この回は3得点を挙げた。


▲1回裏に先制の一打を放った織茂


▲5回にもタイムリー2ベースで追加点を奪った


 その後は4回裏に2死2塁から三塁の送球エラーで1点を追加した。

 5回裏に相手投手が代わると1、2番の連続安打で無死1、2塁のチャンスになる。続く3番の織茂、4番の前田拓音(経済2・宇治山田商業高)、5番の和田、6番の寺井が四者連続の適時打で打破した。玉川大が継投に入ると8番で新入生の藤原一輝(経済1・龍谷大平安高)がダメ押しの左犠飛でこの回は一挙6得点を挙げた。

 6回裏には2番松永が左犠飛で1点獲得した。

 7回には8番に途中出場の森誠太(経営2・海星高)がレフトへ二塁適時打で1点追加。その後、2番で途中出場の平原がレフトスタンドへ快音を響かせ、3点を追加した。「自分はA組に入れていないので、必死に食らいついていきたいという思いで打ったのがホームランだった」、「いったかなみたいな感じで良かった」と手ごたえを感じた。

 B組の選手も出場する中、この試合は15得点で打線が爆発した。



▲必死に食らいついて打席に立った結果、レフトへの3ランホームランとなった


▲この試合で6番に入った寺井も4打数3安打と活躍した




 先発は今季、投手リーダーになった中村。ここまでのオープン戦では「あんまり自分の中で納得がいってない試合が多かった」と振り返り「先発というポジションにさせてもらったので準備の段階からしっかりこだわった」とマウンドに立った。

初回からコントロール良く、三者凡退に抑えた。「自分はそんなにコントロールで勝負するピッチャーではない」と話すが、ネットスローなどの練習にこだわった結果、制球が定まった。2回には2つの三振を奪い、3回には1安打を許すが併殺打で相手に隙を与えず三人で終えた。

この試合、3回無失点で「手応えがあってこのような結果になったんで、自分としては非常にいい試合だった」と春季リーグに向けて期待が膨らむ結果となった。チームの投手陣を引っ張る役割になった右腕は「投手リーダーとしてやらせてもらっているので、ピッチャー全員で勝利できるように自分もしっかり戦力として投げれるようにして、1部昇格に向けてまずは2部優勝を心がけてやっていこうと思う」と春季リーグに向けて意気込んだ。



▲今季から投手リーダーとなった中村は、春季リーグに向けて期待が膨らむ投球をした




 4回表には髙﨑陽登(文3・東筑高)が登板し、先頭打者を3球三振で抑えた。この試合、2回無失点で3つの三振を奪った。

 しかし、6回表に登板した松井弘樹(経済2・大阪桐蔭高)が制球に苦しむ。2つの安打と四球で無死満塁のピンチを招くと2者連続の適時打で4点を失った。だが、その後は2つの三振を奪いそれ以上の失点を防いだ。

 7回には井上颯太(経営2・丹生高)が登板し1回無失点、8回には青野琉果(経営2・専大松戸高)が登板し2回無失点に抑えた


 約2週間後に控えている春季リーグに向けて、投打ともにアピールに成功した。




文=門前咲良(文3)

写真=臼井千晴(文2)