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第101回箱根駅伝まで残り僅かとなった。今年創部100周年目を迎えた陸上部は悲願のシード権獲得へ向けて歩み続けている。
今回、箱根駅伝の号外を発行するにあたって長谷川淳監督にインタビューを行い、今大会への思いに迫った。一問一答は以下の通りになっている。(インタビューは12月1日に行いました。)
▲予選会後、報告会で話す長谷川監督
(予選会が終わってから選手たちの変化はあったか)
「予選会が終わってから他の予選会で走っていないメンバーにも可能性が出てきて、皆さん箱根駅伝で走りたいので、そういったとこでチーム内の競争意識というのは非常に高くなっています。練習の質も上がりましたし、今日(=12月1日日体大記録会)も予選会を走った以外のメンバーもしっかりタイム出してくれたので、非常にチームとしては1つ上のステージに行く良いきっかけができているかなと思います」
(予選会後のミーティングでは選手層の底上げについて話されていたと聞いたが)
「うちは今年そこもテーマで春先からありました。今回の記録会で選手層は少し上がった形にはなっているのですが、他の大学さんのタイムもかなり上がってる中ではまだ大学としてのタイムの位置取りというのはそんなに変わってないと思います。そこに関して言えば、来春4月の記録会等でももう1段階上げていかないとですね。予選会を通過して本選で戦うという大学の水準ではまだないのかなと思うので、1つは形にはなりましたけどまだまだそこに関しては意欲を持ってやりたいと思います」
(第101回箱根駅伝が正月に控えている。駅伝での目標は)
「具体的な目標で言うと大きな目標はシード権獲得なのですが、 チームとしては予選会も具体的な細かい小目標と中目標と立てて挑んで成功しました。今回もこれから全体ミーティングを行いますが、 選手間でしっかり往路何位、復路何位、また個人として走る選手はその区間のタイムとか区間順位とかそういったところも含めて小さい目標もしっかり立てて、その上で大きな目標としてシード権獲得にたどり着けるといいなと思っています。ざっくりと言うよりは細かく設定していきたいなと思います。」
(チームとしての強みは何か)
「今年で言えばロードの力があるチームっていうところと気象条件に強い選手が多いというところで、こういうトラックの競技会よりもそういうロードの適性がある選手が多いのかなと思います」
(前回出場の2年前は20位と悔しい結果で終わった。2年前から変われたところはあるのか)
「やはり箱根駅伝の経験というのがチームとしても少ない状況だったので、事前準備の仕方とか本番の走り方とかそういったところの難しさをこの3年間見た時は感じてます。今回はそういった経験を踏まえてしっかり準備はしたいと思っています」
(本戦に向けての重要になってくる区間やキーマンは)
「キーマンとなるところはほぼ全部なのですが、やはり往路に重点をおいてるので1区、2区、3区というところが重要な区間になってくるかなと思います。当然、選手で言うと予選会上位できたダンカン・マイナ(=商1・専大熊本高)と新井(=新井友裕、文3・浦和実業高)と上山(上山詩樹、経済2・敦賀気比高)がキーマンだと思います」
(キーマンとして挙げられたマイナ、新井、上山の3選手の評価は)
「ダンカン・マイナは練習も非常に一生懸命やりますし、 体のケアとかに関してもすごい知識を持っているので非常に自己管理ができる選手だと思います。それと、これは3人とも共通しているのですが、本番力が高いという、本番で力を発揮できるタイプの選手たちだなと思っています。新井に関しても練習の内容は他の選手とも変わらないですし、他の選手より逆にできてない時もあったりするのですが、ただ本番に力を発揮したいという思いが人より強いのと、あとはコンディショニングですね。狙った試合で力を発揮するためにはどうしたらいいかというのは、非常によく考えている選手だと思います。上山に関しては、非常に着実に積み上げてきている選手だと思っています。本番での爆発力もありますし自分なりの強化の仕方、自分の体の調子というのをよく分析しているというか、自分はどうしたら力が発揮できるかというのは分かっている選手だと思います」
(今年創部100周年を迎えたの陸上競技部として箱根路の捉え方は)
「100周年というのは普段の練習とか箱根駅伝を迎えるにあたって、そこまで意識はしないようにというかせず、しています。歴代の方たちが作り上げてきた部活なので、当然活躍されてた先輩方もたくさんいらっしゃるので、先輩たちが今年また復活してきたなって思ってもらえるような走りをお正月はしたいと思います」
(応援してくれているファンや専大生に向けて)
「普段、地域の皆さんにもご理解いただき街中を走らせてもらっていますし、また学生さんたちも陸上部を目にする機会も多くあると思います。普段一緒に大学生活を送っている、いわゆる仲間が大きな舞台でお正月走らせていただくので、是非、テレビの前か現地で応援をしていただきたいと思っています。お正月最初のビッグイベントとして行われる箱根駅伝なので、そこで陸上部が活躍することによって、専修大学の大学スポーツが盛り上がると思うのでそういったところで1つ良い勢いをつけられるように陸上部としては頑張りたいと思います」