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〈2024年度関東大学アイスホッケーリーグ戦 11月30日=ダイドードリンコアイスアリーナ 専大5-1大東文化大〉
セカンドリーグ第3戦、専大は大東文化大と対戦し5-1で快勝を収めた。セカンドリーグ二連敗中の専大は今回の試合で勝利を収めることが絶対条件であったが、見事プレッシャーに打ち勝ち、昇格の可能性を残した。
▲先制点を決め、良い立ち上がりをみせる
第1ピリオド、先制点を手にしたのは専大だった。仲間が外したシュートを#17渡邉大誠(法4・北海高)が持ち直しアシスト、#43古舘旺一郎(法1・八戸工業大学第一高)が叩き込んだ。古館は「大学初ゴールを決められて嬉しかったし、チームを勢いづけられたと思う」と初ゴールの嬉しさを口にした。先制点を決め、波に乗った専大は16分、#15塩原陸生(法2・日光明峰高)が自陣付近でパスを受けカウンターを仕掛ける。相手ディフェンスを寄せ付けないスピードでそのままシュートを放ち、追加点を決めた。塩原は「練習していた形だったので良かった」と練習の成果が発揮されたことを評価した。
▲第1ピリオド終了前に追加点を決める
続く第2ピリオドでは、開始直後57秒で#7皆川堅史郎(法3・白樺学園高)が素早く攻め込みゴール。幸先の良いスタートを切る。その後8分に相手選手が立て続けにペナルティを取られ4対6になり、数的優位に立つ。しかし、このチャンスを活かすことはできず、終了。
▲最後まで攻め続けゴールを狙う
最終ピリオドでも専大は攻撃の手を緩めることなく攻め続け、2分1秒#92林陽汰(法2・日光明峰高)がサイドからゴール前に切り込みシュート。相手ディフェンスを振り切り追加点を決めた。「自分でも気持ちの良いゴールだった」と理想の形で得点できたことに喜びを表した。さらに、7分7秒に#71田中陽(法1・光泉カトリック高)がゴール前で#16佐藤諒(法4・武相高)からアシストを受けシュート。相手ディフェンスの隙間を抜けたパックがネットを揺らした。しかし、15分33秒、ペナルティにより数的不利になったところを攻め込まれ失点を許してしまう。その後もペナルティが続いたが決死のディフェンスで守り抜き、5-1で勝利を収めた。
セカンドリーグは残すところ2戦。昇格を目指すには、依然負けが許されない厳しい状況である。1点目を得点した古館は「今日の前まで2連敗していたが、今日勝って悪い流れを断ち切れたので、この良い流れであと2戦勝ち切りたい」と勝利への意欲を見せた。今回の勝利を勢いに、逆境からの昇格を目指す。
文=大内奈々(経営2) 写真=君嶋悠樹(経済1)