News

最新ニュース


2024.12.04
バスケ

【男子バスケ部】飛躍のルーキーイヤー アピアパトリック眞

 12月4日、専修大学は全日本大学バスケットボール選手権大会(以下インカレ)の初戦を迎える。大型ルーキーとして今年確かな成長を遂げたアピアパトリック眞(商1・福岡第一高)の一年を振り返り、大会への意気込みを聞いた。


 大きな成長を見せた新人インカレ

 今シーズン冒頭のスプリングトーナメントでは、1年生から唯一メンバー入りをしたアピア。初戦の東経大戦からいきなり公式戦デビューを果たすと、ゴール下でのディフェンスや大学キャリア初得点など、確かな存在感を見せた。「コートに入る前は当たって砕けろの精神でできることをやろうという感じでした」と試合後語ったように、強みであるフィジカルやリバウンド、福岡第一で鍛えられた走力を生かし、のびのびとプレーしていた。

 関東新人戦で着実にスタッツを伸ばしたアピアは、新人インカレでさらに大きな成長を遂げた。それまで秘めていた機動力やフィジカルがチームの中で存分に発揮されるようになった。5試合中4試合で2桁得点を挙げ、体を張ったディフェンスやオフェンスリバウンドから準優勝に大きく貢献する。平均プレータイムも関東新人戦と比べ2倍以上に増え、佐々木優一監督からは「一番の成長株はアピア」と言わしめるほど信頼を勝ち得ていた。


 手ごたえを掴んだリーグ戦

 新人インカレで自信を得たアピアは、リーグ戦でも着実に出場機会を増やしていった。主力選手の欠場が相次いだ2巡目ではプレータイムが増え、チームから求められるものも大きくなる。11月2日の山梨学院大戦では20分近く出場し、8得点3リバウンドを挙げる。「1巡目は平均得点2、3点ぐらいだった。怪我人が増えたあたりから 自分の意識が変わったのかわからないが、自分の元々の武器だった走ることやオフェンスリバウンドなどがどんどんできるようになった」と自身の成長を語った。

 インカレへ向けて

 今シーズンのこれまでを振り返って「自分の武器を見つけられた1年だった。タグアップを チームのカラーとしてやっていて、自分もそれをずっと意識することができた。(関東)新人戦からあたりから自分のオフェンスリバウンドの数がどんどん増えていったんで、 それを自分の武器としてやってて、通用するようになったことを強く感じた」と自信を語った。大会へ向けては「1年生なので高望みせずにのびのびとやりつつ、やることはしっかりこなして、1つでも多く勝ちたい」と意気込んだ。インカレでの更なる飛躍が期待される。

文=君嶋悠樹(経済1) 写真=髙野葵葉(文3)、山中美琴(文2)、臼井千晴(文1)