最新ニュース
〈Jリーグクラブ加入内定選手記者会見 12月3日=専修大学生田キャンパス〉
12月3日、Jリーグクラブ加入内定選手記者会見が行われ、山本隼大 (経済4・名古屋高)がJ2・水戸ホーリーホック、松村厳 (法4・松商学園高)がJ3・松本山雅FC、一丸大地(法4・東海学園高)がJ3・アスルクラロ沼津に来季から加入し、プロの舞台に挑む。
(所属カテゴリーは12月3日時点)
▲来季のJリーグ加入内定が決まっている3選手(左から山本、松村、一丸)
○FW 山本隼大 水戸ホーリーホック加入内定
東大樹監督評価:「力強いドリブルからのシュートやクロス、得点力といったところに関しては申し分ない。大学サッカーの中ではかなりの高水準」
▲水戸ホーリーホックに加入する山本
5月17日に水戸ホーリーホックへの加入内定が発表された山本は、特別指定選手として5月から水戸に帯同。J2リーグ戦15試合(669分)に出場して1得点を記録した。加入に際して「来シーズンから水戸ホーリーホックという素晴らしいクラブでプロキャリアをスタートできることを大変嬉しく思います。また、今まで自分のサッカー人生に関わっていただいた全ての方々に感謝と恩返しができるように頑張っていきたいと思います」と意気込んだ。
▲いち早くプロの舞台に立った(写真提供=水戸ホーリーホック)
選手コメント
プロのピッチに立たれたが、大学サッカーとプロの違いは
「1番違うのは、ファン・サポーターの数だったり、(観客に)見られる数が違うなと思っていて。自分が最初にデビューした時、ホームでの試合だったんですけど、本当に多くのファン・サポーターの方々に囲まれて試合ができるというのはすごく幸せですし、スタジアムの緊張感だったり、迫力という部分では大学サッカーとすごく違う部分を感じました」
強化担当者のコメント(柏葉涼太 普及コーチ 兼 スカウト担当)
「2月に山本選手が練習参加に来てくださいました。そのタイミングでは、練習に多くの参加選手がいました。その中でも彼はいち早くチームに溶け込んで適応して、推進力、パワー溢れるドリブル、パンチのあるシュートというところは、僕らが想像していた以上にその力を発揮してくれました。その後もチームのコーチ陣、強化のスタッフ、周りの選手たちもかなり高く評価をしまして、オファーを出させていただくという形になりました」
○MF 松村厳 松本山雅FC加入内定
東大樹監督評価:「運動量や負けん気の強さ、チームを勝たせたいという思いが1番強い選手」
▲松本山雅FCに加入する松村
5月24日に松本山雅FCへの加入内定が発表された松村は、主将として2部昇格を目指す専大を牽引した。加入に際し、「高校時代を過ごした私にとって特別なクラブでプロキャリアをスタートさせることができて非常に嬉しく思います。私を支えてくださった全ての方々への感謝を胸に、1日でも早く、松本山雅FCの勝利に貢献できるよう努力していきます。応援よろしくお願いします」と話した。
▲目標とする選手は日本代表の遠藤航選手(リヴァプールFC)
選手コメント
今年、専大から加入した樋口大輝選手 (令6・法卒/松本山雅FC所属)の活躍はどのように見ているか。また、何か話はしたか
「樋口選手の活躍は、開幕戦から結果を残して、1年間チームの主力として活躍している点で本当にすごいなと思うとともに、自分自身ももっとやらなきゃいけないなと思わせてもらっています。加入に際して何か話したというわけではないんですけど、キャンプだったり練習参加だったり、大学の頃から本当に良くしてもらっていたので、本当に大きな存在です」
強化担当者のコメント(江原俊行 強化本部スカウト)
「アカデミー出身選手の1つの基準として大学でレギュラーになったら練習に呼んでという頭があって、コンスタントに去年から試合に出ていた。新卒を取る上でまずはアカデミーの選手を優先して見ていくという方針のもとで、今年もシーズン初めのキャンプに参加してもらい、キャンプのパフォーマンスで判断して早い段階にお話させていただいております。戻す決め手ですが、キャンプに参加して、今いる選手と遜色なくやれているというところが1番の基準だと思います。大学ではセンターバックをやっていたんですけど、キャンプでは、ボランチをやってもらって、そこで適正があるかどうかというのは見たところです」
○DF 一丸大地 アスルクラロ沼津加入内定
東大樹監督評価:「見た目通りお調子者で笑顔が可愛い。サッカーになると力強く、練習も100パーセントで取り組む良い選手」
▲アスルクラロ沼津に加入する一丸
11月30日にアスルクラロ沼津への加入内定が発表された一丸は、主力としてチームに貢献し、関東3部リーグベストイレブンに選出。加入に際しては「幼い頃からの夢であったプロサッカー選手をアスルクラロ沼津という素晴らしいクラブでスタートできることを嬉しく思います。来シーズンから自分が(チームの)中心となって戦っていけるよう頑張りますので、ぜひ応援をよろしくお願いします」と語った。
▲高校時代、一緒にプレーした日本代表の菅原由勢選手(サウサンプトンFC)を尊敬する
選手コメント
専大から名古屋グランパスU-18出身者のプロ内定は3年連続となったが
「詩音くん(=井上詩音選手、令5・法卒/名古屋グランパス所属)だったり、千歩くん(=村上千歩選手、令6・商卒/ヴァンフォーレ甲府所属)も自分の進路について今年色々相談させてもらったり、こまめに連絡をくれて、常に自分の進路を気にかけてくださいましたし、 (専大から)名古屋グランパス(U-18出身者)が2年連続(プロ内定)といったところで、 自分がプロになって3年連続になるというプレッシャーだったり、期待というか、強い気持ちは持ってこられたので、それが結果としてプロという形でつながったのは嬉しく思います」
強化担当者のコメント(森川英樹 フットボール部強化副担当)
「(練習で)素晴らしいプレーをしていただき、監督であったりとかコーチングスタッフの評価も高く、獲得に動いたのも事実ですが、強化担当をしていて、食事をしながら彼本人のパーソナルの部分を色々聞いた中で、素晴らしいポテンシャルを持っているなと感じたので、沼津に合う存在の選手じゃないかなと。もちろんフィーリングの部分もあるんですが、話した中で感じた部分があったので、今回はそういった決め手になった」
▲サッカー部 東大樹監督と3選手
後日、詳しい会見内容を公開する予定です
文・写真=竹田一爽(文3)