News

最新ニュース


2024.11.27
バレー

【バレー部】ベスト16進出 ブロックで粘り勝利

〈第77回秩父宮賜杯全日本バレーボール大学男子選手権大会=11月27日 東京体育館 専大3-0大東大〉


 インカレ2日目に駒を進めた専大は関東2部の大東大と対戦。専大は終始相手に流れを渡すことなく自分たちのペースで試合を進めた。この試合ではブロックで粘りをみせた。第1セット序盤にブロックとサービスエースで相手を突き放すと終始相手に主導権を握らせず試合を進め25-16で第1セットを先取。続く第2セットは千葉貫世(経済3・東北高)と井出脩斗(経済4・聖隷クリストファー高)のブロックが光った。ブロックで相手を突き放し25-16で第2セットも獲得。続く第3セットでは序盤から相手の攻撃を繋いで粘るも一歩前に出ることが出来ない展開であった。中盤からは甲斐優斗(経営3・日南振徳高)と堀内大志(文3・日南振徳高)を中心に勢いをつけた。終盤の長いラリーも取りきった専大は25-17で第3セットも取り、ストレートで勝利。ベスト16へと駒を進めた。

▲ブロックをする千葉と堀内


第1セットスターティングメンバー



OH:#1竹内、#7甲斐



MB:#2堺、#8千葉



OP:#11堀内



S:#5井出



L:#13水野



 第1セット、序盤から千葉のブロックや堀内のサービスエースで勢いをつけ流れを引き寄せた。専大の勢いはそのまま落ちることなく堺爽人(文4・佐賀工高)や竹内慶多(経済4・啓新高)のサービスエースで更に相手との点差を突き放した。24点目には長いラリーを勝ち取り、初日の雰囲気の悪さを払拭させる良い雰囲気で第1セットを先取した。

▲スパイクを打つ堺

▲サーブを打つ甲斐


 第2セットでも勢いが落ちることはなかった。このセットでは計7本のブロックが決まった。セット中盤では2連続でブロックが決まり、セット終盤の22点目では相手からの攻撃を千葉がブロックで粘り得点を獲得した。千葉は続く23点目もブロックを決め更にチームを盛り上げた。雰囲気が良い状態を保ち続けた専大は第2セットも獲得。ブロックについて井出は「今日はみんなブロックが光っていたと思う。明日はこんな風にはいかないと思うがブロックでできるだけワンタッチを取って今日みたいな粘り強いバレーができたらいいなと思う」とブロックを評価した。


 最終第3セットでは、序盤は10点目までは相手の攻撃や自分たちのミスで少し苦しんだ。3点のリードを取るも10点目には追いつかれてしまうと中盤からはレシーブで粘りをみせ、甲斐と堀内を中心に攻撃を仕掛け相手を突き放した。明日へ向けて勢いをつけたい専大は終盤では強気の攻撃をみせた。長いラリーの中で今度は攻撃で粘る場面をみせ、見事得点を取りきった。24点目には真ん中のミドルを何度も使った。終始相手に主導権を握らせなかった専大は第3セットも取り、セットカウント3-0で勝利。ベスト16に駒を進めた。

▲喜ぶ水野永登(商3・岡谷高)


 試合を振り返って井出は「昨日はあれだけ悪い雰囲気でバレーしてたんですけど、それとは反対で生き生きと自分たちのバレーをできたかなと思います」と昨日の反省も含め今日を振り返り堀内も「昨日は自分たちらしくない試合をしてしまったので、今日はいつも通りプレーできてみんな良かった」と共に昨日の反省と今日の雰囲気の良さを話した。ブロックについても「みんなしっかりデータを確認して指示通りにできてて良かった」と振り返った。


 3回戦となる明日は春・秋と共にフルセットの戦いを繰り広げてきた中大との一戦となる。井出は「絶対勝ちます」と強い意志をみせ、堀内は「春も秋もフルセットで戦ってきて、明日もそういう展開が多分待ってると思うのでそこはもう気持ちで。4年生と3年生の力で、気持ちで乗り切りたい」と気持ちの強さを語った。



文・写真=山中美琴(文2)