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11月26日から4年生最後となる全日本インカレが開幕する。今年のチームを支えた4年生、竹内慶多(経済4・啓新高)、堺爽人(文4・佐賀工高)、井出脩斗(経済4・聖隷クリストファー高)、藤原龍之介(不来方高)にコロナ禍から始まった4年間を振り返ってもらった。
▲右から藤原、竹内、井出、境
ーー今回はコロナ過から始まった4年間を振り返ってくださいーー
藤原「どうでしたか?」
竹内「1年の頃がコロナで、2年からリーグが始まってってかんじですかね。個人的な話だと、結構怪我とかして離脱することが多くて。なので今回の全カレは頑張りたいです」
藤原「いや、結構同期仲いいイメージあったんで、誰もかけずに卒業するかなと思ったんですけど、結局最後4人しか残らなかったですけど逆にこの4人でよかったなという風に思います。半分」
井出「やばいね」
藤原「やばいね。悲しいね」
竹内「仲いいアピールしたよね」
記「お2人はどうでしたか?」
井出「全体的にはさっき仲いいって言ってくれたように、確かに4年生は仲がいい」
藤原「いや、さっき俺が言ったじゃん(笑)」
井出「やっぱりなんて言うんだろう。高めあうわけでもないんですけど、その互いに意識位あっていけたのかなって思います」
堺「楽しかったです」
藤原「何が楽しかったですか?(笑)」
堺「バレーボールが」
と個性が出る受け答えをしつつも、仲の良さが垣間見れる会話を交えながら4年間の部活動を振り返った。また4人で定期的に集まり遊ぶこともあると話した。
ーー4年間で1番思い出に残ったことは何ですか?ーー
私生活の話題では1年生〜4年生までの思い出となる話題を出しては思い出しながら談笑をし、その懐かしさに浸った。一方で部活動での思い出について聞くと
藤原「自分は4年生の時の春リーグでの学芸です。1,2セット取られて3セット目から自分が出て4年生全員揃って3,4,5取れたのは結構熱かったです」
竹内「俺もそれですね」
藤原「結構燃えたよね」
井出「4セット目取った時なんてねぇ」
竹内「デュースもやばかったしね」
藤原「結構接戦だった。あれ負けてたら入れ替え戦も危なかったし」
藤原「どうでした?」
堺「楽しかったです」
藤原「ええわ(笑)」
今年の春から出場機会が増えた藤原が4年生全員で試合に出れたことの喜びと、30点を超える激闘が繰り広げられた学芸戦を選んだ。竹内は
竹内「結果だけでいったら東日本とか。2年生の時の3位になった時の4かけの時の中大とかは結構楽しかったのは覚えてます」
と下級生の頃から試合に出ていたからこその試合をあげた。当時の東日本インカレの時を4人はあの時は強かったと楽しそうにあげた。
ーー大学に入って自分の中で分岐点となった時期はありますかーー
藤原「ありますか?」
堺「ユニバとか」
藤原「どのような心境で」
堺「最初は緊張してたんですけど、みんな優しくて喋りかけてくれたので楽しかったかなと」
藤原「帰ってきてスパイク強かったよね」
と堺は今年選ばれたU-22について分岐点として挙げ井出は
井出「大学1年生の時ですかね。当時の4年生が結構自主練とかをする人で、それに付き合って一緒に自主練するようになって、2年生から試合に出るっていうところまで持っていけたのはよかったかなと」
入学当初が分岐点だったとあげた。竹内は
竹内「自分は4年生の時の春リーグ前ですね。個人的には今まで繋ぎを言われていたんですけど、春は優斗(甲斐優斗 経営3・日南振徳高)がいないので自分が点を取らないとっていう思いがあって、練習とか練習試合も結構得点っていうのは意識して取り組めたんで成長できたと思います」
井出「質問いっぱいしてたからな」
甲斐のいない中で今までとは違う役割を課されたからこそ成長できたと振り返った。また井出の発言からは竹内の真面目な性格が垣間見えた。プレーの切り替えという点で藤原も
藤原「試合に出るためには竹内君を超えなければいけないので。なかなか超えられないっていうのはあったんで、とりあえず自分自身を上達させるためのバレーをしようという風に切り替えたところで、上達し始めた」
自分のためのバレーが藤原を成長させたと語った。その後、お互いの印象について聞いた際に藤原はキャプテンについて
藤原「信頼関係があるので変に気遣うこともないかなって。キャプテンはそうですね、よく後輩たちをまとめてくれたと思うんですけど、やっぱりキャプテンなりに我慢しているとことかもあるので、もう少し遠慮せずにちくっとやってもいいのかなという風には思います。でもすごく楽しみです。このチームが最後どうなるか」
信頼関係の強い言葉を出し、竹内のキャプテンぶりを評価した。竹内はその際少し照れながらこの言葉を聞いた。
ーー秋リーグを振り返ってーー
藤原「チーム全体としては初戦の東海で結構いいバレーができたのでそれを続けられればもっと上位に行けたと思います。そこのクオリティの安定さを高められたらいいなと思います。みんなのモチベも良かったなと思います。個人的にはもっとスパイクを攻めても良かったんじゃないかと。繋ぎに行く時とのメリハリを付けれたら、もっといいプレーができたという風に思います」
堺「チームとしては楽しかったなと。優斗が入って明らかに戦力が上がって、頼りすぎてしまうところもあるんですけど他のみんなも自分の力で決めきれるようになった。秋は決めてくれるかなという心配がなくなりました」
井出「セッター目線から見ると、個々の力が強いので、もっと生かしたバレーがしたかったなというのはあります。甲斐選手に頼る場面を作りすぎているのが1番の課題で他にも点を取れる選手が沢山いるのでそれを詰めることができたら勝てる試合も多かったのかなとおもいます。自分の課題としては繋ぎの面が向上しているのを秋に入って身に染みて、自分が一本を託しきれなかったので全カレでは相手化の攻撃に対し自分たちはどう点を取っていくかを詰めれたらもっと強いチームになると思うので、そこが自分の課題かなと思います」
竹内「全体的には勝っている試合はブロックが機能していて、とんとんのところを抜け出せたことが多かったです。負けた試合は崩されて優斗にあげるしかない状況を作られたので、サーブレシーブをOHとLがどれだけ入れるかっていうのが大事だと思いました。結構メンバーチェンジがあったんですけど、そこにも対応できていて全体の戦力アップにいい収穫になったと思います。個人としてはスタートから思うようにプレーができなくてメンタルに来てたんですけど、それじゃダメだと思って、そっから自分のプレーを立て直せました」
各々がチームと個人について秋リーグを振り返った。そんな中で感じた繋ぎの部分について尋ねると秋リーグ前の練習からブロック板を作りそれを練習に導入したことでディグの精度が上がったと教えてもらった。
▲円陣を組む専大
ーー全カレに向けてーー
全カレに向けて聞くと秋に引き続きディグ練習へ力を入れること、コンビの精度を上げることというチームでのクオリティーをあげることができる取り組みを行いたいとキャプテンである竹内が話した。更に気持ちの面でももう一段階ギアをあげていきたいとした。最後にインカレの意気込みを1人1人に聞いた。
竹内「目標は優勝です。思いっきりサーブやからスパイクから、冷静さも忘れずに思いっきりプレーしたいと思います」
藤原「キャプテンから優勝っていうのをいただいたので。まぁ、優勝は優がやすしなんでそれなりの取り組みもしていかないとと思うので、今まで通りやってたら勝てないのでそれをこの1ヵ月詰めていって、まぁあとはどう転ぶか。そこまでの準備はしっかりキャプテンのサポートして、メンバーに熱量を伝えて最後望めたらなと思います」
井出「優勝したいです。最後の大会なんで思いっきりプレーがしたいなと思います。」
堺「目標は優勝ですね。楽しむことから。まぁ4年生が変に緊張してても後輩たちはもっと緊張するので、まずは自分たちから雰囲気あげて、下の学年がやりやすいようにしたらみんな頑張ってくれると思います」
個性溢れる言葉選びで最後の戦いとなる全カレについて目標と意気込みを話した。インカレ初日は11/26(火)立川市泉体育館にて甲南大との初戦で専大は開幕を迎える。4年生最後の戦いとなる今大会は専大の成長した繋ぎと磨きのかかった打力に注目である。
文・写真=山中美琴(文2)