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〈第19回世田谷246ハーフマラソン =11月10日 駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場〉
11月10日に行われた第19回世田谷246ハーフマラソンに渡辺凛(経営4・名古屋経済大高蔵高)が出場。自身初のハーフマラソンで1時間5分4秒を記録し、21位でレースを終えた。
▲初のハーフマラソンに挑んだ
「目標のタイムとしては64分半ってところを目安にはしていたが、それよりも周りにいる人を意識していた。昨日の全体ミーティングで、チームとして箱根本選はシード権を目指していこうというのがあって。シードを狙う走りとなると前半10km突っ込んで、後半10km耐えるというような走りが必要になるっていうことを監督がおっしゃっていたので、後半きつくなるのはわかっているが前半から突っ込んでいこうというような気持ちでいた」とレース全体を振り返った。
▲序盤から攻める走りを意識
また、今回初のハーフマラソン出場だったが「(ハーフは)ずっときついものだと思っていたが、途中で余裕を作る時間があった。正直最初の3kmで速いかもと思い、残りの17kmが思いやられたが、途中で自分のリズムを作って5~15kmあたりは練習通りのテンポ走のようなイメージで走れた」と単独走となった中盤で自分の走りが出来たことを評価した。
一方で、後半に課題を抱える渡辺にとって、上り坂がある今回のコースは簡単ではなかった。「15kmからの上り坂が一番しんどくて、そこでラップが落ちてしまった。もう一つは19kmの駒沢に入ってくる坂でも大きくラップを落としてしまったことが厳しかった」と坂に苦しめられた。また、「15kmからの粘りが課題。箱根を見据えたらラップをもう1段階上げていかなければならない」と具体的な課題を振り返り、「12月1日の10000mで28、29分台くらいは出して、自身を持った状態で突っ込めるようなスピード、持久力をつけたい。まだ(箱根)復路区間狙っているので」と出走に向けての意欲を示した。
▲▼後半の粘りをつけ、箱根本選出走を目指す
〇指揮官が感じた強豪校の実力
箱根本選が迫る中、チームの指揮をとる長谷川淳監督は他校の走りを見て、「やはりシード校、優勝を狙うチームは強いなという印象。このコースで62、63分台をしっかり出してくるのは非常に強い」と強豪校の実力を評価し、「うちもハーフの平均タイムが63分ぐらいでまとめられるような選手をもっと揃えないとアクシデントに対応できないので、ベースの走力はもう少しつけないといけない」と選手層について課題を挙げた。
文=大内奈々(経営2)
写真=髙野葵葉(文3)、米山初佳(文1)