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2024.11.03
バレー

【バレー部】流れ掴み日大に勝利 昨年超えの7位で秋リーグを終える

〈2024年度秋季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦第11節対日大戦=10月27日 日本体育大学健志大キャンパス 専大3-1日大〉


 秋季リーグ最終戦、専大は日大と対戦した。キャプテンの竹内慶多(経済4・啓新高)と甲斐優斗(経営3・日南振徳高)を中心に攻撃を仕掛け、順調に点数を重ねて第1、2セットを先取。しかし、第3セットでは日大の強力な攻撃に苦しみ、連続得点を許してセットを逃してしまう。第4セットは序盤から点の取り合いが続いたものの、中盤の甲斐と竹内による連続得点から流れを掴みセットを獲得。3-1で勝利し、5勝6敗のリーグ7位で秋季リーグ戦は幕を下ろした。

▲喜ぶ選手たち


 個人賞として、甲斐がベストスコアラー賞とサーブ賞、堺爽人(文4・佐賀工高)がブロック賞を受賞した。堺は「正直取れると思っていなかったが、終盤で追い上げることができた。春は逃してしまったので、秋こそはって思っていたんですけど、中盤からは全然ダメで今回は無理かなと思っていた。そしたら最後の方急に止まり出したので、みんなには言ってなかったんですけど、日大戦の前はちょっと狙っていた。自分で数えていけるなとは思っていた」と春から狙い続けた念願の受賞に対する喜びを口にした。


第1セットスターティングメンバー


OH:#1竹内、 #7甲斐


MB:#2堺、#8千葉


OP:#11堀内


S:#5井出


L:#13水野


 第1セットは、序盤から甲斐の2連続サービスエースで好調な滑り出しとなった。その後は、甲斐と竹内のレフトからの強力な攻撃によって点数量産。中盤、なかなか攻撃が決まらず、長いラリーが続く場面があったが、水野永登(商3・岡谷工高)がレシーブで繋ぎ得点へと変えた。最後まで日大に追いつかれることなく25-20で第1セットを先取した。

▲好守備で得点チャンスを作った水野


 続く第2セット、専大は第1セットからの良い流れのまま竹内のブロックアウトや甲斐のスパイクで点数を重ねていく。堺と堀内大志(文3・日南振徳高)のブロックも光り、25-21で第2セットも獲得した。

▲ブロックをする堺


 第3セットもこのまま良い流れが続くと思われた。しかし、相手がメンバー交代によって雰囲気を変えると、試合の流れが日大に傾いていく。序盤は専大がリードしていたものの、中盤からは相手の堅いブロックと強力な攻撃に苦しみ、逆転されてしまう。その後も専大は果敢に攻撃を仕掛けたが、相手に連続得点を何度も許し22-25でセットを落とした。竹内は「1、2セット目を順調に取れてストレートでいけると思ったが、少し油断してしまった」と反省を口にした。

▲積極的に攻めた竹内


 最終第4セットは、中盤までシーソーゲームで試合が進んだ。流れを取り戻したい専大は、甲斐を中心とした攻撃を仕掛けていく。しかし、相手も粘り強くボールを繋ぎ、打ち合い状態が続いた。そんな流れを変えたのは、中盤の甲斐のセンターからのバックアタックと竹内の2連続得点。これによって流れを取り戻した専大は、最後まで日大から逃げ切り、25-23でセットを獲得。セットカウント3-1で日大に勝利した。

▲力強い攻撃で勝利に貢献した甲斐


 試合を終えて、攻守で大きく活躍した堀内は「みんなで楽しくできた」と喜びを口にした。また、自身の活躍については「自分がちゃんとやるべきことをできた」と振り返った。キャプテンの竹内は「2セット連取したり、1セット取られたりするとそのまま油断してしまうことがあった。また1セット目から流れが悪いと負けてしまうことが多かったので、そこの雰囲気を変えるというのをチーム全員でやっていかなければならないと感じた」と今リーグを振り返っての課題を述べた。また、11月25日から始まる全日本インカレに向けての目標として「チームとしてはやっぱり優勝。個人としては甲斐頼りにならないように、自分が決めきるところはしっかり決めて全員で勝てるように頑張りたい」と意気込んだ。


文=臼井千晴(文1)

写真=山中美琴(文2)