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2024.11.03
相撲

【相撲部】インカレ個人戦 スフバットは目標届かずベスト16

〈第102回全国学生相撲選手権大会 11月2日=両国国技館〉

 学生相撲の最高峰、全国学生相撲選手権大会(以下インカレ)が行われ、初日の個人戦に専大から6名が出場した。予選一次トーナメントから勝ち進んだアリユンエルデネ・スフバット(商4・鳥取城北高)は最後のインカレで表彰台入りを狙ったが、ベスト16で敗退した。

▲最後のインカレはベスト16に終わったスフバット


 予選一次トーナメントからの出場となったスフバットは二次トーナメントを勝ち抜き、『学生横綱』を決める個人決勝トーナメント(ベスト32)に進出。ベスト16入りを懸けた試合で東洋大の三上大輝選手と対戦すると、立ち合いから激しく体をぶつけて優位に立つ。最後は土俵際で押し出して白星を挙げ、駒を進めた。

▲この取組は終始、圧倒した

 ベスト8を懸けた近畿大の浦山秀誠選手との一戦では、30kg以上体重が重い相手に対して立ち合いから劣勢に回ると、そのまま押し出されて敗れた。4年生は「最後のインカレなので、メダルが欲しかったです」と目標には届かず、悔しそうな表情を浮かべた。最後の取組は「前褌を取って、中に入ってそこから投げるつもりで作戦を立てていたんですけど、立ち合いから作戦の前褌を取ることができなかった。それで負けました」と冷静に振り返った。この日は8つの取組を行い、体力を消耗したが、3日に行われる団体戦に向けては「もちろん、全力を尽くします」と意気込んだ。

▲押し出しで敗れ、悔しさをにじませた

 また、スフバットは今大会の結果により大相撲の三段目最下位格の付け出し資格を獲得。今後は12月の天皇杯全日本相撲選手権大会への出場を予定している。


 9月に行われた全国学生相撲個人体重別選手権大会75kg未満級を制し、予選二次トーナメントからの出場となった栩内陽向(商3・弘前実業高)は、日大の本田豪太郎選手と対戦。栩内の体重を大幅に上回る相手に対して果敢に立ち向かったが、寄り切られて初戦敗退となった。インカレでの1勝を目標に掲げていた3年生は「出られたことは良い経験になったが、自分のレベルと比べてふたまわりくらい上のレベルの選手だったので、力不足でした」と振り返った。加えて9月に行われたリーグ戦で左手を負傷してしまい、コンディションは万全ではなかった。その影響もあってインカレの団体戦には出場せず、サポートに回る栩内。4年生は最後の大会となる選手もいるだけに「寂しくなりますね。最後の試合で悔いが残らないように頑張ってほしいので、サポート面で頑張っていきたいです」とチームを支えるつもりだ。

▲怪我の影響であまり稽古はできなかったというが筋トレを行い、体重を86kgまで増やした。


〈試合結果〉

予選一次トーナメント敗退

小林海偉(法4・日体大柏高)3回戦敗退

林田泰嘉(経営4・日体大柏高)3回戦敗退

内田龍志(商3・樹徳高)3回戦敗退

鈴木覇都(経営2・明大付属中野高)2回戦敗退


文・写真=竹田一爽(文3)