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2024.10.26
ラグビー

【ラグビー部】堅守が光り勝利 無敗でリーグ戦後半へ

〈関東大学リーグ戦 2部=10月13日 専大G 専大41ー8國學院大学〉


 3連勝で迎えたリーグ戦折り返しの4戦目、勢いに乗っている専大は國學院大学と対戦した。前半はオフェンスで反則やミスが相次ぎ相手のペースが続いたが、持ち前の堅守を発揮し一度もトライを許さず17ー3でリードして折り返す。課題点を修正し臨んだ後半5分、SH宮川博登(法4・大分東明高)のトライから流れを掴んだ専大はその後もトライを量産し41ー8でノーサイド。開幕4連勝を飾った。


▲今試合2トライを決めた新野。力強く巧みなステップを見せた


 前半11分、専大の反則で自陣に押し込まれた後も中央で反則が続き、ペナルティゴールから3点を先制されてしまう。やり返したい専大は13分に敵陣深くで相手がノックオンを取られると、スクラムからサイドを攻めFL丹治好晴(経済4・東海大相模高)が押し込みトライ。7-3と逆転に成功する。24分には敵陣深くのラインアウトから、左大外に飛び出したWTB新野翼(経済4・石見智翠館高)が力強い走りで相手ディフェンスをかわしトライ。40分には新野がペナルティゴールを決め、リードを広げる。「前半は自分たちがやりたいことができていなくて、少し判断に迷っているところがあった」と新野が振り返るように、前半はミスや反則が多く相手の攻撃を受ける苦しい時間帯が続いた。しかし苦戦した中でも専大の堅い守りは崩れず、相手のオフェンスに対してタックルを決め、ほとんどゲインをさせなかった。専大はトライを一度も許さずリードを保ったまま17-3で前半を終えた。


▲相手のオフェンスを食い止める守備陣。アタックをされても怖さを感じさせなかった


 前半の課題点を修正し迎えた後半5分、相手の反則からクイックスタートを選択したSH宮川がそのまま持ち込みトライを決める。自分たちのペースを掴んだ専大は12分、カウンターから敵陣深くにボールを運び、左中間から右大外への華麗なパス回しからFB原小太郎(経営3・桐蔭学園高)がトライ。その後もオフェンスの勢いが衰えることはなく、新野、原がそれぞれ今試合2度目のトライを決め、リードを確実にした。38分に相手のトライを許すも、41-8でノーサイド。無敗のまま4連勝を挙げ、1部昇格へまた一歩前進した。


▲サイドからトライする原。2トライの活躍を見せた


 試合を振り返って石倉監督は「今日の試合で一番目標にしていたのが失点を10以下に抑えること。これは去年からずっとシーズンの目標にしていて、今日は特にこだわろうと話をしていたので、そこについては非常に良かったと思っている。最後5点取られたのは痛かったが、そこまではほぼ完璧に点を取られることがなかったのでディフェンスについては意識してよくやってくれたと思う。ただしアタックについてはミスが今日はすごく多く、ボールを落とすことが多かったので、その点は修正点だと思う」と選手を讃えつつも、反省点を口にした。次戦に向けては「一戦一戦必勝でやってはいるが、次が一番大事な試合だという風に思っているので、勝てるようにしっかりと2週間準備していきたい」と意気込んだ。


 次戦は27日に現時点でリーグ3位の中央大と対戦する。(専大G・13時キックオフ)


文・写真=君嶋悠樹(経済1)