最新ニュース
〈関東大学リーグ戦 2部=10月6日 専大G 専大34ー27山梨学院大〉
▲前半4分、開始直後から激しいぶつかり合いが目立つ。
関東大学リーグ戦3戦目、連勝を狙う専大は山梨学院大学と対戦。相手陣地に切り込むもミスや失点で点が取り切れない展開が続き、前半は17ー17の同点で終了。後半は専大ペースで試合が進み、終盤までリードを保ち34ー27でノーサイド。開幕3連勝を飾った。
▲先制トライを相手に取られた後、話し合う選手たち
▲前半23分、原のトライ
開始5分、相手に先制点を許すもすぐにスクラムを成功させ、WTB平野雄紀(経済4・長崎南山高)がトライ。その後前半13分、鍬取武蔵(法4・海星高)がペナルティゴールを決める。FW陣の力強いプレーで前進し、前半23分にBK陣がパスで繋ぎFB原小太郎(経営4・桐蔭高)がトライを決める。その後は相手に点を詰められ、同点でハーフタイムに突入した。
▲後半24分、新野のペナルティゴール
▲後半26分、鍬取のトライ
ハーフタイムで「風下を利用してエリアをとっていこう」とチームで話し合い、切り替えて迎えた後半戦。開始5分モールで押されるも、FL小口篤(経営2・札幌山の手高)がスピード感のあるプレイでボールを取り返す。後半8分、WTB新野翼(経営4・石見智翠館高)がサイドを駆け抜けトライし24ー17となる。その後はトライが決まらず行き詰まった状態が続いた中、後半24分、緊張感が漂う中でペナルティゴールを新野がしっかりと成功させ27ー20となる。
今回、最も会場を沸かせたのは後半26分のトライだ。キックオフのボールを獲得した後、BK陣が外へとボールを動かし、平野から原へと繋ぎ、最後は鍬取がトライ。石倉俊二監督が「BKが練習してきた事がきちんと出来ていた。そして華麗なBKの展開の裏にはFWの良い球出しがある。セットプレーが安定したのは良かった」と話すように専大のチームワークを見せつけるプレーであった。その後は相手チームに攻められながらも34ー27でノーサイドとなった。
試合を終えて石倉監督は「BKの展開がいくつか良い形があったので得点は取れたが、反省点は多い」と振り返り、「疲れてきたときに高いタックルが多くなり、ペナルティが増える。後半戦で連続して専大が得点したとき、もう一回取っていれば相手を完全に諦めさせる事が出来たと思う」とフィジカル面の課題を指摘した。木原三四郎主将(経営4・東福岡高)も反省点について「外国人選手のフィジカルプレーに対して1人が駆けつけた後、後から来た2人目の状態が高くなりタックルが外れてしまいゲインラインを超えることがあった。そこは2人目のプレイヤーがしっかり相手を倒しきることを意識していきたい」と分析した。来週の國學院戦については「相手をフィジカルで圧倒して、スコアを上回っていければと思う」と意気込んだ。
文=田畑杏樹(文1)
写真=君嶋悠樹(経済1)峯岸茉莉亜(法1)