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松永知大(経済3・創成館高)は昨年から出場機会を増やし、左翼のレギュラーに定着し上位打線を任されている。今秋は主に右翼で出場し打順も5番に座っているが、前節の東洋大戦では4番に座るなど、専大打線をけん引している。
○リーグ戦前半を振り返って
「春まで自分の課題はチャンスで打てないことだった」。実際、今春の残塁数は15と多い結果となった。松永は今秋も全試合クリーンナップに座り、前には首位打者と二塁手ベストナイン部門(満票)に選出された小柴滉樹(経営4・佼成学園高)、下級生の頃から上位打線を任され今春は安定した成績を残した西里颯(経済4・興南高)と実力ある選手が打っている。それゆえ塁上にランナーがいる状態で回ってくる打席が多いが、自身の欲より「とにかくどういう打球でもいいから点が入るようなバッティングをするように考えている」と内容にとらわれずチームバッティングを心がけた結果、「チャンスの場面で1本が出るようになった」と振り返る。
▲打線の主軸としてチームに貢献している
○好調の要因
第3週目終了時点で24打数10安打。打率も.417をマークし、現在2部の打撃部門で2位と結果を残している。「前まではバッティング練習で飛ばそうという意識が強くなってしまっていた。だから夏は逆方向に打つ練習をした成果が出たと思う」と話し、さらに今春にベストナインの指名打者部門(9票)でタイトルを獲得したことで「自信につながっているから思いっきりスイングが出来ていると感じている」と秋にかけて弾みをつけた。
▲「初めてのタイトルだったので素直に嬉しかった。自信に変えて継続していかないといけない」と謙虚さも忘れなかった。
〇今後の目標
「とにかくチームが勝つために自分ができることをやっていくだけ」とチームの勝ちにこだわり、「残りの試合全部勝って入替戦、1部に上がれるように頑張りたい」と強く意気込んだ。
▲後半戦も打線を引っ張れるかが重要となる
3年目を迎えるシーズンにクリーンアップを任され打線の鍵を握る背番号24。これからもチームのためにバットを振り続ける。
文=知地泰雅(文2)
写真=山口由結(文4)、増田美海(文4)