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2024.10.04
バレー

【バレー部】法大にストレート勝ち 開幕以来、勝負を制す


〈2024年度秋季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦第3節対法大=9月28日 順天堂大学さくらキャンパス 専大3-0法大〉



 結果に実りがない専大はリーグ戦7戦目、法大と対戦した。専大は第1セット目から甲斐優斗(経営3・日南振徳高)の強烈なスパイクや、堅実なブロックが機能し、試合をリードした。続く第2、3セットでも法大の攻撃に対し粘りを見せ、長いラリーが続く場面が多く見られたが、水野永登(商3・岡谷工高)がレシーブで繋ぎ、ラリーを得点へと変えた。接戦の末、3-0で専大は今季リーグ2勝目となる勝利を果たした。


          ▲喜ぶ選手たち


第1セットスターティングメンバー



OH:#11堀内、#6藤原



MB:#2堺、#17新居



OP:#7甲斐



S:#5井出



L:#13水野




 第1セットは専大が得点を先取しスタート。甲斐や藤原龍之介(文4・不来方高)の力強いスパイクにより専大は得点を重ねていく。中でも甲斐のブロックアウトは光り、連続得点へと繋がった。セット中盤、法大のスパイクを受けきれず得点を許してしまう場面が続き、専大はタイムアウト。タイムアウト後相手の攻撃に対し、堺爽人(文4・佐賀工高)のブロックが機能し専大は流れを取り戻していく。セット後半は再び専大が試合をリードし、25-18で第1セットを先取した。


 ▲甲斐のアタックは強烈で力強く、専大の勝利に大きく貢献した


 続く第2セットはお互い得点を許さない接戦が繰り広げられた。甲斐は安定の強烈なスパイクで確実に得点を重ねていった。しかし法大の勢いも止まらず、スパイクが確実性を失い始めた。このセットでもラリーが続く場面が多く見られた。専大はこのラリーをブロックや水野のレシーブで繋ぎ、セット後半には堀内大志(文3・日南振徳高)の攻撃が光り、専大のリードで試合は進んだ。相手のサーブで流れが傾きかけたところで専大はタイムアウト。タイムアウト後レセプションの位置を変え対応し、嫌な流れを断ち切った。冷静なプレーが実を結び、このセットは25-21で専大のものとなった。


         ▲スパイクを打つ藤原


 専大の勝利がかかった第3セット、前半は法大の攻撃がさらに勢いを増し、得点を許してしまう場面が多く見られたが、専大も攻撃を仕掛けていく。セット中盤、専大はサーブミスや相手の攻撃を受けきれない場面が再び目立ち、逆転を許してしまう。しかしタイムアウト後、甲斐の攻撃が機能し逆転する。専大は最後まで耐えきり、25-22で第3セットを勝ち取り、3-0で開幕戦以来のストレートでの勝利を果たした。


 ▲ブロックする井出脩斗(経済4・聖隷クリストファー高)と堺


 試合を終え、水野は今回の試合展開について「自分たちはあまり安定しないようなゲームだった」と話した。藤原は「サイドの得点力があったので、とりあえず繋いでおけば勝てるという余裕は持っていたが、気は抜かないようにしようと声がけはしていた」とチーム内でのやり取りを明かした。また今回の試合で水野のレシーブ中心で繋げていたことについて聞くと、「水野はディグとレシーブ練習を熱心に取り組むようになったので、その成果が出たのかなと思う」と話し、「ブロッカーがコースを絞って(レシーブで)対応できるようになったので、水野がレシーブを上げるというのはチーム全体としても大きな成果になっている」と水野のレシーブを評価した。

 最後に次戦となる駒大との試合について水野は「チームの形を変えてなかなか安定することがない中で、もっとチームで団結して、今日みたいに流れよくできれば良いと思う」と意気込んだ。


       ▲レシーブを構える水野



文=久保歌音(人間科学2)、写真=山中美琴(文2)