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2024.10.03
バドミントン

【女子バドミントン部】最終戦を勝利で飾れず 秋季リーグ戦4位

〈関東大学秋季リーグ戦 2部=9月29日 日体大健志台キャンパス 専大2-3立大〉


▲勝利で終えることはできなかった。


  秋季リーグ最終日は立教大学と対戦。第1シングルスの堀心海(文1・聖ウルスラ学院英智高)は最後まで相手を追い詰めるも、勝ち切ることはできず0-2で落とす。その後は1勝1敗で、第2ダブルスの大津留呼春(文4・佐賀女子高)/押見綾奈(商3・富山国際大附属高)ペアにまわる。第1ゲームはデュースまでもつれる拮抗した試合となるも、取り切ることはできなかった。第2Gは相手にペースを奪われると連続失点を喫しストレート負け、この日の敗戦が決まった。結果2部リーグ4位となり、祈願の昇格は叶わなかった。


 堀の第1Gは序盤のミスが目立った。開始から5点連続で落とすと、調子を取り戻すことができず5-13と8点差をつけられる。しかし精度の高いドロップが2本決まると、そこから徐々に点差を縮めていき19-20と1点差まで詰める。デュースに持ち込みたかった堀だが、最後はレシーブがネットにかかり19-21でこのゲームを落とした。


 第2G序盤は堀がペースを握り、5-2と3点差をつける。「序盤はしっかり相手についていったが、後から考えれば積極的なプレーで相手より先行していけばよかった」と堀が振り返るように、その後は粘りのラリーが続き、拮抗した展開で19-19となる。一歩前に出たかった堀だが、相手のスマッシュが決まり19-20となると、最後はプッシュを決められこの試合を落とした。「課題としては大きなプレーと小さなプレーを使い分けられないこと、細かなラケットワーク、ショットが安定しないなどたくさんある。またメンタル面も今回は大きく影響した」と課題を多く挙げた。


▲4年生を相手に1番手として好試合を演じた堀。


 春秋通して全試合出場した堀。「自分を信じて出してくれて、最後まで支えてくれた先生、先輩方には感謝しています。そのうえで4年生の最後のリーグ戦を勝って終わらせてあげられなかったことが申し訳ない思いでいっぱいだし、悔しい」とチームへの思いを語った。また「この経験を1年生でできたことはとても貴重。日々の練習で試合に出ていない人にも伝わるように、プレーでチームを底上げしていきたい」と、リーグ戦を通して生まれた責任感についても話した。


▲堀「勝たないといけない場面を常に想定して、自分にプレッシャーをかけながら練習をしていきたい」


 その後の1勝1敗であとがなくなった2Dの大津留/押見ペアは第1G、序盤は大きい展開をつくり主導権を握ることで試合を優位に進めていった。しかし相手の低い展開に持ち込まれると、対応に苦戦し点差を広げることができず、20-20とデュースに持ち込まれた。取り切りたかった専大だったが決め手に欠け、最後は押見のレシーブがネットにかかり22-24で第1Gを落とした。

▲ラリーを続ける大津留(左)と押見(右)。

 

 第2Gも中盤にかけて一進一退の展開が続くも、3連続でミスが続き12-14となると、その後は相手に押し込まれ6連続失点を喫し13-21で敗れ、この日の敗戦が決まった。大津留は「低い展開に持ち込まれた時に、プレーを変えることができなかった。自分の実力がなかったと思う」と試合を振り返った。


 秋リーグ戦を4位で終えた専大。春は優勝をして入替戦に進んだだけに、今季は厳しい結果となった。主将の加藤環季(文4・金沢向陽高)は「とても悔しい結果となった。なかなか思うように結果がでず苦しい戦いだったが、得たものも多くあると思う」と悔しさをにじませながらも、ポジティブに話した。10、11月に控える全日本に向けて堀は「相手に引くことなく立ち向かうプレーで勝ち上がっていきたい。団体戦は特に、4年生にリーグで勝たせてあげられなかった分、なるべく上までいって結果を残したい」と意気込みを話した。


▲今年最後の大会へ、チーム一丸で向かっていく。


文=北原倖多(文3)

写真=櫻井美虹(人2)