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2024.09.25
卓球

【卓球部・男子】 難敵に再び苦杯 勝率差の5位でリーグ閉幕

〈令和6年度秋季・関東学生卓球リーグ戦 9月24日=代々木第2体育館〉


 秋季リーグ戦は最終日を迎え、専大は今年2度の対戦でいずれも黒星を喫していた日大と対戦。前半の3番手まで全てフルセットに持ち込む粘り強さを見せるも、結果的には0-4のストレートで敗れ、春秋連覇とはならなかった。他大学の勝敗結果によっては優勝の可能性もあったが、叶わず5位に沈む形でリーグ戦を終えた。

▲最終戦の日大に敗れ5位に終わった専大メンバー


 苦杯をなめた相手に3度目の正直で挑んだが、またも跳ね返された。今春のリーグ戦と夏のインカレで敗れていた日大に最終戦でぶつかり、ストレート負け。ダブルス以外の3人がフルセットまで粘る成長を見せるも、あと一歩及ばなかった。敗戦に際し、キャプテンの野田颯太(文4・育英高)は「他力ではあったが優勝の可能性があった中で、勝ち切ろうと臨んだが負けた。すごく悔しい…。自分が勝てずに流れを持ち込めなかったので、自分の責任です…」と言葉を絞り出した。主将は2番手のシングルスと4番手のダブルスで出場するも2敗を喫し、敗戦の責任から自らを強く追い込んだ。学生最後の団体戦となる今リーグ戦では負けなしとチームを力強く率いてきたが、最後の決戦で2つの黒星をつけられ、涙をのんだ。

 ▲野田主将は誰よりも気合いを入れて戦うも、フルセット末に敗戦。言葉が出なかった


 何度対戦しても跳ね返される難敵・日大。夏のインカレで敗戦後、さまざまな想定し、対策を何度も講じてきたが、勝てなかった。野田は考えられる差について、こう語った。「ラリーになれば五分だけど、台上のテクニックが結構高いっていう印象」。強者たちは打ち合いになる前に相手を崩し、鋭いショットでポイントを重ねていく。白星を挙げるという雪辱は後輩たちに託す形となった。「そういったところ(台上のテクニック)をもう少し磨いていけば、日大もそうだし、(西側の強者・愛知工業大)愛工大とかに勝てて、全国でも優勝できるくらいになれると思う」と更なるレベルアップを促した。

▲天敵相手に取れれば流れがつかめたと話すのはダブルスだったが、ここでも敗れた




苦手とする相手に負け続けるわけにはいかない。来春のリーグ戦での勝利を念頭に、全国屈指の伝統校として必ず殻を破ってみせる。

▲伝統校のプライドを胸に、来春必ず難敵を打破する




文・写真=河上 明来海(文4